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米女子ツアー、今年から賞金100万ドルのポイント・レースを導入
米女子ツアーの2014年シーズンは、前年から3試合増えて年間32試合となり、賞金総額は過去最高の5630万ドル(約58億5千万円)を記録。米経済の好調を反映した好景気に沸いているが、年が明けた8日(水)、LPGAは今シーズンから導入される新たな “ポイント・レース”を発表した。
「レース・トゥ・CMEグローブ」と名付けられた新システムは、PGAツアーの「フェデックスカップ」と同様に、年間を通じた獲得ポイントによって争われるもの。優勝者には100万ドル(約1億400万円)のビッグボーナスが用意されている。
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ポイント・レースの詳細は次の通りだ。1月23日に開幕する「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」から最終戦前の「ロレーナ・オショア・インビテーショナル」まで、各トーナメントの優勝者は500ポイントを獲得する(5つあるメジャー大会は25%アップの625ポイント)。ポイントを獲得できるのはLPGAツアーメンバーに限り、予選落ちのある大会では予選通過したすべての選手、また予選落ちのない大会では上位40選手(ロレーナ・オチョア・インビテーショナルは上位20選手)が、順位に応じたポイントを獲得していく。
賞金総額200万ドルのツアー最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」の出場資格は、前週大会終了時点の『レース・トゥ・CMEグローブ』の上位72選手と、同シーズンの優勝者(メンバーおよびノンメンバーを含む)。最終戦前にいったんそれまでの獲得ポイントが順位に応じてリセットされる。LPGAからリセットの仕組みは発表されていないが、AP通信の報道によれば“上位3選手は最終戦で優勝すれば自力で同レースを制することができ、上位9選手のみが(他選手の動向により)同レース優勝のチャンスがある”ものになるという。
最終戦と同レースのスポンサーであるCMEグループ代表、テリー・ダフィー氏は「LPGAツアーは世界で一番多様なツアーであり、それは我々のビジネスにとてもマッチしている」と語る。また、LPGAのコミッショナー、マイケル・ワン氏は「この新コンセプトの導入は、我々の各トーナメントを結びつけ、2014年以降に大きな影響を与えるものになるだろう。競争は一段と激しいものになり、選手やそれぞれの大会にとっての興奮もさらにアップするだろう」とコメントしている。