負けなしの日本が首位!藍&さくらが驚異の粘り
2014年 インターナショナルクラウン
期間:07/24〜07/27 場所:ケイブスバレーGC(メリーランド州)
2連勝のタイ代表 靴に国旗がない理由
2014/07/26 09:35
メリーランド州にあるケイブスバレーGCで行われている国別対抗戦「インターナショナルクラウン」。初日の戦いが終わった練習場では、タイ代表の4選手が揃って黙々と球を打ち込んでいた。
フォアボールマッチプレーが行われる予選ラウンド初日に4人が稼ぎ出したポイントはわずかに引き分けの1点のみ。だが、迎えた2日目は初日にアメリカから4ポイントを稼ぎだした台湾相手に、2戦全勝の4ポイント。前日見せた悔しそうな表情は、晴れやかな笑顔に変わっていた。
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タイは2日続けて同じペアリングで挑んでいた。モリヤ・ジュタヌガンとアリヤ・ジュタヌガンの姉妹ペアは、テレサ・ルーとキャンディ・クンを相手に3&2で勝利。だが、戦った相手は敵国ではなかったようだ。
「今日はいつもと同じように、お互いを負かそうと思ってプレーしたの」と姉のモリヤ。「ティオフする前に、今日は私がバーディを獲るっていったら、彼女も『違う、私がバーディを獲る』って」と妹のアリヤ。バーディ合戦では結果的に、姉のモリヤが5個対2個で勝利したが、気がつけば、その間の16ホールで計4バーディだった台湾組を負かしていた。
もう1試合は、日本でプレーをするO.サタヤとポルナノン・ファトラムが、ヤニ・ツェンとフェービー・ヤオ組と対戦した。勝負はオールスクエアのまま18番を迎えたが、ここでO.サタヤが6メートルのバーディパットを沈めて1アップで勝利。ギャラリーの歓声がこだまする中、「鳥肌が立った。入ってくれて本当に嬉しかった」と、O.サタヤは微笑んだ。
ところで、今週は各国の選手達がそれぞれの国旗をウェアやシューズにつけて戦っているが、タイの選手達にはベルトから下には国旗がない。これはタイの法律でお腹から下に国旗をつけるのは、不敬だとして禁止されているからだとか。靴につけるなんてとんでもない、ということだ。(メリーランド州オーウィングスミルズ/今岡涼太)