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想いは届くか?琴乃「悔しい」さくら「諦めたくない」

日本ツアー公認の米ツアー公式戦「ミズノクラシック」2日目を終え、首位と1打差の4位タイにつけた香妻琴乃だが、その表情は明るくはない。「ナイスプレー・・・ではなかったですね」と小さく息を吐きだした。

前半は9番でチップインバーディを奪うなど5つスコアを伸ばしたが、後半は2バーディ2ボギーと足踏みし、14番以降はすべてパー。最終18番では2m強のバーディチャンスを決めきれず、「上がり5ホールで1つも獲れなかったのが悔しい」と唇をかんだ。

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体は小さくとも、飛距離では米ツアー選手に引けを取らない。ショットでもチャンスにつけ、緊張もまだ感じていない。「明日もチャンスはあると思う。流れと考え方は今日と同じように(1ホール1ホール集中して)やっていきたい」。明日は最終組の1組前から、1打差を追いかける。

その香妻が“さくら姉ちゃん”と慕う横峯さくらは、5バーディ2ボギーの「69」。前半こそ4つ伸ばして折り返したが、「ロングパットの距離感もラインの読みも合っていなかった」と、後半はカラーからを含めて3度の3パットで2ボギー。17番(パー3)では1m弱のバーディパットもカップをかすめた。

「もったいない。すごくもったいなかったです」と嘆息した横峯。米ツアー挑戦を公言し、今大会は“優勝”だけに狙いを定めて臨んでいる。首位との差は4打になったが、「諦めたくないし、最後までがんばりたい」と闘志は燃え上がる一方だ。

今大会のコースレコードは、横峯自身が2011年にマークした「63」。その再現が出来れば、首位の背中も届かない距離ではない。(三重県志摩市/今岡涼太)

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