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横峯さくら、終盤ヒヤヒヤも上位突破 「1勝できるように」

米国女子ツアーの来季出場権を争うファイナルQTの最終日が7日(日)、米国フロリダ州のLPGAインターナショナルで行われ、5日間90ホールに渡る全日程が終了。初挑戦の横峯さくらは通算5アンダーの11位タイで通過し、来季米ツアーのフルシーズン参戦を決めた。

「5日間すごく長かった。ギリギリではあったけれど、トップ20に入ることができて本当に良かったし、安心しました」。

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4日目を終えて9位タイ。フル参戦が可能となる上位20人は安泰かと思われたが、強風の影響も受けて2バーディ、5ボギーと後退を強いられるラウンドになった。特に、前半をイーブンで折り返したバックナインは冷や汗もの。10番で3パットボギー、さらに13番もボギーとし、重い空気が横峯を包みはじめる。17番のティショットも左に曲げ、3オン2パットで再びのボギー。上位20人のラインは背後に迫り、最終18番をボギーとすればプレーオフを強いられる状況だったが、2オン2パットでパーに納めた。

かねてから海外への苦手意識を口にし、米ツアー挑戦を封印してきた横峯。今年になっての心変わりは、4月に結婚したメンタルトレーナー、森川陽太郎さんの存在があった。「主人と二人三脚で、というところが大きい。もっとゴルフに向き合いたいと思った」。森川さんは今週も横峯に帯同し、ロープの外から妻のプレーを見守り続けた。

来季の日米ツアーへの出場比率や、アメリカの拠点などは「これから主人と決めていきたい」と、未知の世界への備えはこれから。「1勝できるように頑張りたい」。米ツアーの目標だけは、迷うことなくハッキリと言葉にした。

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