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有村智恵は43位 出場権確保も来季は下部ツアーに「専念」/米女子ファイナルQT

5日間の日程で行われた来季の米国女子ツアー出場権をかけたファイナルQT(最終予選会)は6日、フロリダ州のLPGAインターナショナルで最終ラウンドが行われた。65位から出た有村智恵は5バーディ、4ボギー「71」で通算1アンダーの43位に順位を上げ、来季のLPGAツアー出場権が得られる45位タイまでに滑り込んだ。

このQTで21~45位タイまでの選手には、来季LPGAツアーの出場優先順位17番目の資格が付与される。来季レギュラーツアーの出場可否は大会ごとの欠場者数に委ねられるため、現時点の出場可能試合数は不透明だが、5試合から10試合程度はエントリーできる見込みだ。

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来季レギュラーツアーの出場に向けて最低限の目標はクリアしたが、有村は来季、原則的には米国下部のシメトラツアー(全23試合)に専念することを明かした。

「LPGA(レギュラーツアー)の開幕に合わせると残り1カ月もないし、多分それだと体がもたない。しっかりと体を鍛え直して、3月のシメトラの開幕に合わせて準備をしたい。シメトラに専念して、LPGAのツアーカードを獲りたい気持ちです」。

シメトラツアーで年間3勝、または賞金ランク10位以上でシーズンを終えれば、翌シーズンのレギュラーツアーフル出場権を手にできる。有村は今季シメトラツアー14試合に出場したものの、賞金ランク15位で終了し、今回のQTへ回らざるを得ない状況となった。

「今は自分が陥っていた感触の悪さがなくなってきて、やっとゴルフを前向きに見られるようになってきたレベル。だからこそ、自分がベストな状態でLPGAツアーでどのくらい通用するのかを、もう1回試したい」。しっかりと自分の足元を見つめながら、米国4年目のシーズンを迎えることになる。

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