宮里藍は最後の「全英」73位発進 ミッシェル・ウィが首位
2017年 全英リコー女子オープン
期間:08/03〜08/06 場所:キングスバーンGL(スコットランド)
鈴木愛は2度の中断にほんろう 幸運も生かせず
◇海外女子メジャー◇全英リコー女子オープン 初日(3日)◇キングスバーンズGL(スコットランド)◇6697yd(パー72)
午前中の穏やかな天候から一転。2回の中断を挟むなど荒天となった午後組をプレーした鈴木愛は、一時は3アンダーまで伸ばしながらも4バーディ、3ボギーの「71」で終え、1アンダーの50位タイで初日を終えた。
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前半アウトは快調にスコアを伸ばしたが、3アンダーで折り返した後半は目まぐるしく変わる天候にほんろうされた。10番の2打目をグリーン奥にこぼしたところで降雨による約1時間の中断が入り、「流れが変わってしまった」と失速した。
再開後の11番(パー5)では、2打目がガードバンカーのフチに止まるアンラッキーもあってパー止まり。12番(パー3)をボギーとすると、13番のグリーン上で雷雲接近により再び20分ほどの中断。「2回も中断するのは、日本ではあまりない。気持ちのコントロールが難しかった」と集中が乱れ、14番(パー3)で3つ目のボギーをたたいた。
最終18番では、フェアウェイから123ydを9番アイアンで打った2打目がフォローの風にも乗ってグリーンをオーバー。しかし、ここで幸運が訪れる。ボールは数回のバウンド後にピンから10ydほど後方にあるギャラリースタンドに跳ね返ると、そのままグリーン方向へ戻ってピンの手前2mにピタリ。「せっかくのラッキーだったので決めたかった」というバーディパットは惜しくもカップをそれ、グリーン上で悔しさを露わにした。
「あしたからも状況は目まぐるしく変わると思う。気持ちが切れないように、1打1打に集中していきたい」。初日から受けた全英の洗礼を教訓として、2日目からの加速につなげたい。(スコットランド・セントアンドリュース/塚田達也)