岩井明愛 女王との最終日最終組対決で初勝利/岩崎亜久竜の“頼もしい優勝副賞”とは?
2024/09/17 17:00
岩井明愛選手が山下美夢有選手との対決を制してツアー通算6勝目。妹の千怜選手に通算勝利数で並びました。一方、またも2位に終わった山下選手の心情は? 男子ツアーでは岩崎亜久竜選手が昨年10月「日本オープン」以来のツアー2勝目。もらってうれしい大会ならではの副賞とは? 今号も最後までお楽しみください!
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「美夢有さんは最後までスキがない」 岩井明愛が“女王”との最終日最終組対決で初勝利
昨季、山下美夢有選手と3度の最終日最終組対決を演じた岩井明愛選手。うち2回は山下選手の逃げ切り勝ち、残りの1回は追い上げた申ジエ選手とのプレーオフの末に勝利をさらわれてしまいました。首位の山下選手から4打ビハインドで出た今大会の最終日は、高いポテンシャルを遺憾なく発揮し「64」で逆転。ついに女王との対決を制し、よろこびを爆発させました。
ツアー史上初の年間3度目の大会ノーボギー2位 山下美夢有は「悪いなりにまとめても…」
今季未勝利の山下選手はこれで3週連続7度目の2位。ノーボギーで終えた試合も今季3つ目となり、自身が持つ“ノーボギーV逸”の回数というあまりうれしくない記録を更新した格好になりました。最近あまり調子が良くないという山下選手。それでもスコアをまとめて2位に入れる力があるのですから、調子が上向けばまたどんどん勝ち星を重ねることでしょう。
“チーピン”帳消しのリカバリー 岩崎亜久竜の海外再挑戦に頼もしい優勝副賞
単独トップで迎えた最終日の18番、岩崎選手を突然のピンチが襲いました。ティショットで1Wを振り切った瞬間にボールは左の林へ。派手なチーピンに「やっちゃったー」と思ったそう。それでも冷静にリカバリーに成功してパーでしのぎ、11カ月ぶりの勝利へつなげました。夢の海外ツアー参戦へ、今大会の副賞も心強い味方になりそうです。
LAST WEEK NEWS
国内女子:住友生命Vitalityレディス東海クラシック
シーズン7度目の2位に終わった山下美夢有選手のスタッツは平均パット数とパーセーブ率が1位、平均バーディ数2位、パーオン率4位…と、ほぼ非の打ち所がありません。しかし、1つ“痛し痒しの1位”があります。「サンドセーブ率」。2年連続年間女王に輝いた2022年が39.5%の56位、23年が47.5%の22位だったのに、今年は59.6%で1位。山下選手のコーチで父親の勝臣さんは苦笑いしながら「ぎょうさんバンカーに入れとるから、バンカーショットの回数が増えて上手くなっとるんですわ」。過去2年に比べてビミョーに良くないショットのせいで“バンカーの名手”になったとすれば…。手放しでは喜べませんわなあ。(加藤)
国内男子:ANAオープン
下部ABEMAツアー「PGM Challenge」の最終日に「59」をマークして初優勝を飾った下家秀琉選手の憧れはベテランの岩田寛選手。アマチュア時代にツアーで一緒に回って以来、尊敬のまなざしを送ってきました。当時、パッティングの秘訣をたずねて丁寧にレッスンしてもらった教えをノートに書きとめ、今も見返しているとか。次週出場の「パナソニックオープン」では一緒に練習ラウンドをする約束をしており、楽しみで仕方がありません。(桂川)
米国男子:プロコア選手権
米国女子:ソルハイムカップ
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Edited by : 武田涼花
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