今季7勝目&日本タイトル2冠 竹田麗央の強さ/松山英樹 vs 世界1位シェフラー
2024/10/01 17:00
竹田麗央選手が日本女子オープンを制して日本タイトル2冠を達成! 山下美夢有選手との直接対決に競り勝ち、年間女王へ向けても大きく前進しました。米国選抜と世界選抜の対抗戦「プレジデンツカップ」では、最終日に松山英樹選手と世界1位スコッティ・シェフラー選手の対決が実現。今号も最後までお楽しみください。
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仕切り直した“ウィニングショット”の理由 竹田麗央の完勝劇
ギャラリーの大歓声にもクールなリアクションで応える。いかなるときも感情に左右されず、自分を貫けることが竹田麗央選手の強さなのかもしれません。最終18番のティイングエリアでは雑音が気になり冷静に仕切り直し。しっかりフェアウェイに運ぶとそのまま逃げ切って今季7勝目を挙げたのでした。残り8試合であといくつ勝ち星を重ねるでしょうか。
再び「忘れられない」景色へ 幡地隆寛は雪辱誓うメジャーへ最高の弾み
3位タイから出た最終日、幡地隆寛選手が「65」をマークして逆転で今季2勝目。左に崖が待ち構える16番パー3では、果敢に左サイドのピンを攻めてバーディ奪取し、1打差のきわどい勝負を制したのでした。次なる目標は昨年惜敗している日本オープン。初のメジャー制覇へ、コンディションは万全です。
「ゴルフをやめたいくらい」の失意から 松山英樹は最強シェフラーを破る
プレジデンツカップに世界選抜メンバーとして出場した松山選手。最終日にはシェフラー選手との直接対決が実現しました。チームが劣勢で迎えたこの日、「絶対に勝ってやる」と奮起した松山選手は8バーディの猛攻。最強ゴルファー相手に一矢報い、エースとしての意地を見せてくれました。
「あのミスはない」 ストイックすぎる西郷真央は新人賞に前進
今季すでに5度のトップ10入りを経験し、新人賞争い1位で大会入りした西郷真央選手。結果はライバルを上回る4位でのフィニッシュでした。しかし試合後、口にしたのはイーグルパットのストロークの反省。自分に妥協せず、ダメな部分をしっかり見つめることで、西郷選手はまだまだ強くなっていきます。
LAST WEEK NEWS
国内女子:日本女子オープンゴルフ選手権
ガッツポーズも、うれし涙もなく“淡々と”ナショナルオープンを勝ち切った竹田麗央選手。最終日前日の夜は応援しているプロ野球・読売ジャイアンツの中継映像にくぎ付けになり、リーグ優勝の瞬間まで見届けていたとか。「阿部(慎之助)監督も泣かれていたので、もらい泣きしそうになりました」。女子ゴルファー日本一に輝いても泣かなかった竹田選手の涙が見られるのは、ジャイアンツが日本一になった時かもしれません。(亀山)
国内男子:バンテリン東海クラシック
大会3日目の恒例となった「ドライビングコンテスト」。当初は堀川未来夢選手がMCを務める予定でしたが、予選落ちしたことで、さあ困った。白羽の矢が立ったのは、堀川選手の日大の後輩である阿久津未来也選手。聞けば先輩から直々の指名…となれば断るわけにはいきません。マイクを手に、少しでも言葉に詰まれば出場プロから「言えてないじゃん!」と厳しい突っ込み。イジられながらも観衆の笑いを誘いつつ、立派に大役を務めあげました。(塚田)
米国女子:ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G
最終日にスタート前の日本人選手4人を見ていると、「おや」と思ったのがそろって黄色系のウェアを着ていたこと。勝選手は阪神ファンだから勝負カラーかな?にしても、畑岡選手も西郷選手も、西村選手も黄色が入っている。聞いてみると、最終日は大会側から「黄色を着てきて」とリクエストがあったそう。小児科医療プログラムの取り組み支援なのだとか。エビアン選手権では大会カラーのピンクなど、海外ツアーでは選手にウェアの色を呼びかける試合もしばしば。そんなところにも注目してみると、ちょっとおもしろいかもしれません。(谷口)
米国男子:プレジデンツカップ
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Edited by : 武田涼花
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