岩井ツインズが2度目のワンツーフィニッシュ/最後の"ZOZO" 松山は悔しさにじむ
2024/10/29 17:00
岩井ツインズが昨年5月以来のワンツーフィニッシュ! 米ツアー挑戦へ向けて姉妹で弾みをつけました。男子はPGAツアー唯一の日本開催大会「ZOZOチャンピオンシップ」が行われ、コロンビアのエチャバリア選手が優勝。実はこれが2度目の来日だったそうです。松山英樹選手は思い通りにプレーできず悔しい表情も…。そのほか、西郷真央選手ら日本勢6人が出場した米女子ツアー情報など、今号も最後までお楽しみください。
PICK UP NEWS
「明愛が2位にいてビックリ」 岩井千怜が姉を振り切って地元V
岩井千怜選手が今季3勝目を挙げ、2位に姉の明愛選手が入りました。それぞれ今季3勝と好調をキープして迎える次戦は一番の目標として掲げる「TOTOジャパンクラシック」。勝って米ツアーへの最短ルートを進みたいところですが、果たして?
松山英樹は46位で幕「すごく悔しい」
「ZOZO」を4アンダー46位という不本意な結果で終えた松山英樹選手。最終日に見せ場はつくったものの、「観客からのエールにプレーで応えることができなかったのがすごく悔しい」と申し訳なさそうな様子でした。契約満了にともなって今大会はこれでいったん最後となりましたが、来季以降も日本でPGAツアーを見たいですね。
10年ぶりの日本でウッズ超えV「あと80勝しないと…」
タイガー・ウッズ選手が持っていた「ZOZO」の大会最少ストローク記録を1打更新してツアー2勝目を挙げたエチャバリア選手。ツアー通算82勝のレジェンドを上回るスコアでの優勝に「最高だ。あと80勝しないと」と笑いを誘っていました。まだ出場したことのない大舞台「マスターズ」の出場権も獲得して喜びもひとしおです。
一抹の不安が的中 西郷真央は初日トップから30位フィニッシュ
初日に「63」をマークして首位発進した西郷真央選手。それでも一抹の不安を感じていたといいます。スイングや球筋が自分のイメージと一致せず、2日目以降はその修正に追われました。次戦の「TOTO」はタイトな瀬田GC北コースが舞台。ふだん戦う米ツアーからの環境の変化にどう合わせてくるのか、注目です。
LAST WEEK NEWS
米国男子:ZOZOチャンピオンシップ
練習日を含めて約3万7000人以上が訪れたZOZOチャンピオンシップ。定位置に座って選手の戦う姿を見る方もいれば、自由気ままに移動して観戦を楽しんだ方も多いはず。1人の選手に帯同して18ホールを歩いた筆者の場合、一日の歩数は平均1万6000歩。ざっと消費カロリーを計算するとおよそ540kcalでした。つまり、コリン・モリカワ選手が開幕前に食べた「ラーメン二郎」のラーメン一杯を消費するには3日必要…。考えるだけで恐ろしいです。(石井)
国内女子:三菱電機レディスゴルフトーナメント
岩井千怜選手が今季3勝目を挙げましたが、優勝争いの相手のひとりは双子の姉・明愛選手でした。先にホールアウトした明愛選手は、妹の優勝の瞬間を見るため18番グリーンわきで待機。ウィニングパットを決めた後は一緒に見ていた弟さんとグータッチをしていて、「素直に千怜の優勝を久しぶりに見られてうれしい」と話していました。そのあと、二人でハグして「おめでとう」を共有。ちなみに岩井姉妹での1、2位フィニッシュは、昨年山下美夢有選手と三つどもえのプレーオフを戦った「RKB×三井松島レディス」以来2度目になりました。今季これで姉妹6勝。12月の米ツアー出場権をかけた予選会に向けて、二人そろって好調で入ることができそうです。(谷口)
米国女子:メイバンク選手権
マレーシアから日曜夜の便で日本へ飛んだ勝みなみ選手は、早朝に到着する月曜の予定を入念にチェックしていました。「とりあえず、美容室に行かなきゃ」。米ツアーを主戦場にする選手にとって、シーズン中に日本でプライベートな用事に使える時間は貴重なもの。ちなみに勝選手は昨年米国の美容室で人生初のブリーチに挑戦もしていました。「なんかオレンジっぽい色でライオンみたいになって…。もう二度とやりません(笑)」。日本でなら、そんな心配もなさそうです。(亀山)
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Edited by : 武田涼花
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