崔京周が初代王者に! タイガーは6位タイ、丸山茂樹は19位タイに終わる
猪突猛進!崔京周、目指すは「アジア人初のメジャー制覇」
先週の「AT&Tナショナル」逆転優勝でPGAツアー通算6勝目を飾った韓国の崔京周(チェ・キョンジュ)。丸山茂樹の3勝を大きく離し、現段階では「史上最強のアジア人ゴルファー」と言っても過言ではないだろう。
ここで改めて崔京周のプロフィールを紹介したい。
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■ 韓国生まれの37歳、PGAツアー参戦8年目。韓国人初のPGAツアープレーヤー。
■ゴルフとは無縁の農家に生まれ、16歳で初めてゴルフに出会う。きっかけは高校の体育の先生がくれた一冊の本。ジャック・ニクラスのスイング写真を参考に、毎日練習に励んだ。
■1999年のQTを通過し、以後、毎年好成績を残してきた。通算獲得賞金は14,805,424ドル(約18億円)。
■誠実なキリスト教徒としても知られている。2005年の「クライスラー・クラシックofグリーンズボロ」優勝後、獲得賞金の一部90,000ドル(約1,100万円)を地元の韓国人長老教会に寄付。以後、毎年グリーンズボロでの大会後は教会に顔を出している。(今年は8月の「ウィンダム選手権」に改名)
崔京周のニックネームは「タンク」(戦車)。名付け親は米テレビ局CBSの解説者で元ツアープレーヤーのイアン・ベイカー・フィンチで、常に「前に進む(攻め続ける)」プレースタイルから来ている。「うまく僕の人生を表していると思う。言葉も文化も何も分からずにアメリカに来たときも、後ろは振り返らず自分と神だけを信じて前進してきた」と崔京周。まさに「猪突猛進」だ。
今季2勝目でFedEx Cupポイントランキングも4位まで急浮上。しかし、崔はもっと大きい夢を描いている。「俺の人生の夢、目標はアジア人として初めてメジャー大会を勝つこと。それに向けてこれからも努力し続ける」と崔は言う。
2週間後に控えた全英オープン。崔は「アジアの夢」を果たしてくれるのだろうか。
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