名物17番でエースを達成したシェーン・ローリー。この後、球をギャラリーに投げ込んで歓喜した（David Rosenblum/Icon Sportswire via Getty Images)

◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 4日目（13日）◇TPCソーグラス（フロリダ州）◇7256yd（パー72）

シェーン・ローリー（アイルランド）がアイランドグリーンの17番（パー3）でホールインワンを達成した。同ホール通算10度目のエースは、2019年の第1ラウンドでライアン・ムーアが決めて以来1075打目だった。

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アゲンストの突風が吹きつけた前日はロリー・マキロイ（北アイルランド）が7Iでギリギリ池を越えた名物ホール。123yd設定で比較的穏やかなコンディションに恵まれ、この日2度目の17番でローリーはPWを握った。左手前に切られたピンの上にキャリーしたボールはスピンで戻り、カップのフチを半周するようにして消えていった。

大喜びでカップから拾い上げたボールを歓声とどろくギャラリースタンドへ投げ込み、4ホールを残してサスペンデッドとなってからも興奮状態。「ゴルフというゲームを象徴するようなホールのひとつ。ここで達成できるなんて、とてもクールだ。特別な日になった」と満面の笑みを浮かべた。

2016年「マスターズ」の16番に続く、PGAツアーでは自身2度目のエース。第3ラウンドは通算1アンダー35位から“裏街道”10番スタートだったが、5アンダー暫定11位と逆転も狙える位置まで上がってきた。ホールインワンの祝杯について「あしたの夜にね。ほかのことも祝えると良いんだけど」とニヤリ。第5のメジャーのビッグタイトルを添えられたら、言うことなしだ。（フロリダ州ポンテベドラビーチ／亀山泰宏）