イタリアのフィリッポ・チェッリがローアマに輝いた

◇メジャー第4戦◇全英オープン 最終日(17日)◇セントアンドリュース オールドコース（スコットランド）◇7297yd（パー72）

日本の中島啓太（日体大）を含む6人の出場アマチュアのうち、イタリアのフィリッポ・チェッリが最高位の通算5アンダーの47位で終え、シルバーメダルを獲得した。同国勢の全英ローアマは2009年のマッテオ・マナッセロ以来史上2人目。

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ローマ出身で、テキサスクリスチャン大に所属する21歳。「欧州アマ」を制して出場権を獲得し、メジャーの舞台を初めて踏んだ。4人のアマが進んだ決勝ラウンドは両日「71」でプレー。「ひどいボギーもあったけれど、ここでプレーすることは夢だったし、シルバーメダルを手にできたことがうれしい。しかもセントアンドリュースで。それ以上の言葉はありません」と感激した。

最終日は「71」

ゴルフの聖地でかなった別の夢もあった。開幕3日前、練習ラウンドで13番をチェックしていた時、グリーンを同じにする5番をちょうど回っていたロリー・マキロイ（北アイルランド）に声をかけられた。「バックナインでこれから一緒に回ってもいいかな？」

チェッリは自分のキャディの顔を見て、「マジで言ってるのかな…」と確認するなり、「ロリー、もちろんです」と返答。過去の全英でマキロイを追う大ギャラリーの1人だったことを思い返すと、その後の練習は夢見心地だった。

「本当にラッキーで幸せだった。小さい頃からロリーを見て、ロリーの勝った試合を全部見て僕は大きくなったんだから」