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2023年 アーノルド・パーマー招待byマスターカード
期間:03/02〜03/05 場所:アーノルド・パーマーズ ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)

世界ランク1位争いも白熱 シェフラー&マキロイは奪還なるか

◇米国男子◇アーノルド・パーマー招待byマスターカード 3日目(4日)◇ベイヒルクラブ&ロッジ(フロリダ州)◇7466yd(パー72)

またしても“王座奪還”となれば、今年に入って9週あまりで早くも3回目だ。世界ランキング2位のスコッティ・シェフラー、同3位のロリー・マキロイ(北アイルランド)がムービングデーにいずれも「68」をマーク。そろって今季2勝目と、ランキングトップ奪還に近づいて最終日を迎える。

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昨年末からマキロイが君臨していた世界ランク1位の座は、シェフラーが2月「WMフェニックスオープン」を制して奪った。その翌週には「ザ・ジェネシス招待」で優勝したジョン・ラーム(スペイン)が3位から一気に逆転。熾烈な争いから変化が目まぐるしい。

ディフェンディングチャンピオンとしてプレーしているシェフラーは3連続バーディ締めで、首位カート・キタヤマの背中に1打差でピタリとついた。奇しくも、昨年優勝争いをして1打差で振り切ったビクトル・ホブラン(ノルウェー)と8アンダー2位で並んでいる。

今大会を2位フィニッシュでも世界ランクトップに躍り出る可能性がある26歳は1年前、アーノルド・パーマーのトレードマークだった赤いカーディガンを優勝者の証として授かった。自宅のクローゼットで「マスターズ」のグリーンジャケットの隣に並べているという。「他の選手のプレーに気を取られないように。タレントがたくさんいる。楽しいバトルになるはずだ」と連覇を自分に期待した。

マキロイは初日1オーバー68位と出遅れながら、2日目から60台を続けて、トップと3打差の6アンダー5位につけた。キャリアで10回目の1位奪還を成功させるためには優勝が最低条件だが、対象のラームは44位と低迷している。

2週前の試合からアドレス時のアライメント調整を施し、しっくり来たのが初日プレー後の夜だったという。「風が強い中でプレーするとそうなることがある。足のラインが右を向いたり、肩が開いたりしていた」。2018年以来となる大会2勝目への準備は着々。「ビッグネームがたくさんいて、同じコース、試合で良いプレーで競い合うのは素晴らしいこと」とハイレベルな争いが待ち遠しい。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)

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