“低くなった”トップ 渋野日向子「けがによって得たものもある」
2023年 ウィンダム選手権
期間:08/03〜08/06 場所:セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)
松山英樹はプロアマ後に2時間練習 「“頑張りどころ”が明確になれば強い」
◇米国男子◇ウィンダム選手権 事前(2日)◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7131yd(パー70)
松山英樹は10番からプロアマで9ホールをプレーした。16番(パー3)では自らキャディ用のビブスをかぶり、代わりにクラブを握った早藤将太キャディの球を見送った。開幕前の様子が心なしか楽しそうに見えるのは、後ろに控える黒宮幹仁コーチの存在が大きいのだろう。
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黒宮コーチは今週からチームに合流し、次週から始まるプレーオフシリーズまで帯同する。この日はプロアマでハーフラウンドを終えた後、2時間ほど練習に打ち込んだ。
「スイングを色々試すことができる選手なので、ショットはここ、パットはここと、今週は“頑張りどころ”を作ってやっています」と黒宮コーチ。松山はひとつひとつ課題を確認するように、ショットごとに黒宮コーチと会話を重ねた。
前週「3Mオープン」では、「やるべき方向は分かっているけど、なかなか体が動いてくれない」と2日目から噛み合わず30位で終えた。初日に体調不良に見舞われてから、連日試合後の練習はせずにコースを去った。球を打ち込まなかったのはクールダウンの意味合いもあったのかもしれない。
今週は新しい3Wをテストし、15番(パー5)では約260ydの2打目を3Wでグリーンオン。より操作性を求め、7月「全英オープン」から投入した「スリクソン ZX Mk II フェアウェイウッド」 に加えて新たな選択肢も探っている。
「“頑張りどころ”が明確になるほど、松山選手は強い」と黒宮コーチ。今週からの2試合で、目指すべき位置はハッキリ見えている。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/谷口愛純)