「マスターズ」3日目リーダーボード
2024年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
デシャンボー スーパーバーディ締めで踏みとどまる
◇メジャー第1戦◇マスターズ 3日目(13日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7555yd(パー72)
18ホールを終えた後は「耐えた」の一言に尽きた。首位スタートのブライソン・デシャンボーは4バーディ、5ボギー1ダブルボギー「75」とスコアを落としたが、最終ホールでスーパープレーを見せ通算3アンダー5位に踏みとどまった。
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ショットに苦戦し、この日のパーオン率は50%(9ホール)と低迷した。パッティングも大苦戦だった。後半11番で3パットのボギーをたたくと、13番(パー5)も2オンから3パットとパーどまり。16番(パー3)も3パットのボギーで崩れていった。「どうすればもっとうまくパッティングができるか、スピードをコントロールできるかを考えなければ」と硬くなったグリーンに苦戦した。
15番(パー5)では第3打を池に入れてダブルボギー。パトロンのため息を聞く回数が増えてきた中、最終ホールで見せ場を作った。
18番のティショットは右に曲げ、松林の中からレイアップ。ピンまで80yd弱の第3打がピン右1mに着弾して、そのままカップに入った。大歓声に帽子を取って応え、首位と4打差で3日目を終えた。
記者会見では自身のYouTubeで配信している、フォワードティからプレーする動画について質問された。「ひとつのことにとらわれなくなったことは、役に立っていると思う」とウェッジでスコアメークすることに役立つという。「ただ、オーガスタを再現できるものはない。ここに来たら、経験を通じて慣れるしかない」と最終ホールのバーディは8度目のマスターズの経験が生きた。
「何があってもポジティブに。追いかけるのは難しいが、あすはできることをやって、パットが決まればチャンスはある」と意気込んだ。(ジョージア州オーガスタ/谷口愛純)