松山英樹はポイントランク21位浮上 プレーオフシリーズへ「ショートゲーム」を課題に
◇米国男子◇ウィンダム選手権 最終日(3日)◇セッジフィールドCC (ノースカロライナ州)◇7131yd(パー70)
2mに満たないイーグルパットが、フチにかすることなくカップの右側を抜けていく。後半15番(パー5)、松山英樹は頭上にひろがる曇り空を仰ぎ、残念そうにバーディを拾った。2日連続の「67」は「ティショットは安定したが、なかなかスコアに繋げられずもどかしかった」が本音。通算10アンダー19位フィニッシュへの満足感は必ずしも高くない。
21位からスタートし前半で3バーディ。3番(パー3)で第1打をピンそば1.5mにつけ、爆発を予感させた後はやはりグリーン上で嘆く場面が多かった。4番、8番で1m強のチャンスを逸してガックリ。ラインに繊細にのせたボールがことごとくターゲットの脇を抜けた。
初日からダブルボギー、トリプルボギー、ボギーと苦しんだ11番。この日は2打目をグリーン手前のカラーまで運びながら、1m強のパーパットを沈められず、怒りを必死に鎮める仕草を見せた。終盤の巻き返しで、6月「ロケットクラシック」から3戦連続のトップ20を確保しても、「(パッティングは)悪くはなかったんですけどね。もう少し練習が必要かなと思います」と手応えが薄い。
優勝した1月の開幕戦「ザ・セントリー」を最後にトップ10入りがないシーズン。2年連続11回目のプレーオフシリーズ最終戦(第3戦)「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)進出を確実なものにするため、このレギュラーシーズン最終戦に2年ぶりに出場した。
この日、ラフにこぼしたティショットは1ホールだけだった。「特段、良いわけではないですけど、フェアウェイには行っていた。チャンスにも付けられたところはあった」とショットの復調を感じる半面、「それ以上にショートゲームのミスが多いので話にならない」と厳しく言った。プレーオフシリーズ直前に課題が鮮明になったことはポジティブにも捉えられる。年間ポイントレース(フェデックスカップ)の順位を2つ上げられた(21位)のも、もちろん収穫だ。
PGAツアー本格参戦1年目の2013―14年シーズンから12年連続で臨むポストシーズン。「上位で戦えていないので、戦えるように。一戦一戦、頑張りたい」。まずは前年優勝者としてシリーズ初戦「フェデックスセントジュード選手権」(テネシー州TPCサウスウィンド)に向かう。