「思ったよりも右に」1ペナ2連発 石川遼は最終18番“トリ”で首位と3打差→6打差
◇米国男子下部◇クラブカー選手権 3日目(28日)◇ランディングゴルフ&アスレチッククラブ (ジョージア州)◇7185yd(パー72)
強烈な左からの風はわずかなミスも許してくれなかった。スコアを3つ伸ばし、首位に3打差に迫って迎えた最終18番(パー5)、石川遼の1Wショットがブッシュに消えた。「思ったよりも球が右に出て、流されてしまった」。手痛い一打はこれで終わらなかった。
1罰打を加えてドロップするエリアは砂地で、望んだ状態のライとはほど遠い。「無理やり4UTで。やっぱりパーを獲りたいという気持ちもあって」という3打目をダフらせ、ボールは再び右のペナルティエリアへ。「良いコンタクトができていれば全然、余裕だった」と自らのミスを認め、6オン2パットのトリプルのボギーフィニッシュを悔やんだ。
カラーから6mをパターで流し込んだ後半12番(パー3)から6ホールで4バーディを奪っていたからこそ口惜しさが胸を埋め尽くす。突然の乱調シーンは、このムービングデーで他にもあった。折り返しの9番で10mのバーディパットを沈めた直後、10番のティショットを3Wで左のOBゾーンに打ち込んだ。記録したダブルボギーは、6mのパットを沈めて胸を撫で下ろしたものだった。
7つのバーディを含む「72」、通算10アンダーのまま6位から12位に後退した。前向きに捉えられることを挙げるとすれば、終日の強風でトップの差が6ストロークにとどまったこと、石川自身のパッティングの復調にある。
「ラインも読めていましたし、狙い通りに打てたことが多かった。読んだラインにボールが乗り続けていってくれるのを見るのはやっぱり気持ちいい」。久々に握ったお馴染みのL字マレット型パターが再び手に馴染み、ミドルパットを数多く沈めた。
決勝ラウンドも3サムで回るのが下部ツアーの日常。同じ順位には7人がひしめき、1打の差で結果に大きな差が出る。「きょうの(10番と18番を除く)16ホールの感じができるように。スコアを落とすにしても、ミスの仕方だとか、そういうところが大事かなと思います。実力が出る状況で、自分のプランはあまり変えずにやっていく」。生き残りをかけて、ひとつでも良いフィニッシュに繋げたい。(ジョージア州サバンナ/桂川洋一)