2026年 バレロテキサスオープン

躍動の前半と我慢の後半 久常涼は中断後の3パット回避でマスターズかけた週末に望み

2026年 バレロテキサスオープン 2日目 久常涼
マスターズ切符をかけて週末に挑む久常涼(Dylan Buell/Getty Images)

◇米国男子◇バレロテキサスオープン 2日目(3日)◇TPCサンアントニオ オークス・コース (テキサス州)◇7438yd(パー72)

後半6番、下から8mほどのバーディパットになるタイミングで久常涼は雷雨による中断を迎えた。44分間と短いインターバルではあったが、バケツをひっくり返したような雨が降る時間もあった。「スピード感がどうか分からなくて…。結構な下りだから、雨が降ってもまあまあ速くて…」。再開して最初の一打で1.5mのイヤな返しを残しながら、5番に続く3パットボギーを必死に回避した。

この日は3打差17位から前半インコースでいきなり2連続バーディと勢いよく飛び出した。246ydと長いパー3の13番でグリーン奥に大きく外してボギーを喫したが、続く14番(パー5)は左ラフからウッドの2打目を花道右のいいアングルに運んでタップインバーディにつなげる。

「いいショットが結構打てた。パターがすごく入ってくれたのが大きかった」と振り返ったように、8m近い距離を流し込んだ16番(パー3)から怒とうの3連続バーディ。ハーフ「31」で駆け抜けて3位まで浮上し、午前のうちにプレーを終えていたロバート・マッキンタイア(スコットランド)、ルドビグ・オーベリ(スウェーデン)の上位2人との差をどんどん詰めていった。

「37」と数字的に停滞したアウトコースも、中断明けの6番を含めて我慢が光るシーンがあった。ティショットを奥にこぼした3番(パー3)は「ラッキーなことにライが良かった」と、すんなり寄せワンのパーセーブ。8番(パー5)、9番と3.5mほどのバーディパットを決めきれなかった少し悔しい締めくくりも、週末の爆発につなげればいい。

通算8アンダー暫定7位から6打差を追う決勝ラウンドは悪天候が見込まれる。5位に入った前年大会も急激に冷え込む日があるなど、コンディションが一変する状況は経験済みだ。「またいいスコアで伸ばせれば、チャンスはあると思う。いい折り返しはできたかな」。念願のPGAツアー初タイトル、今大会の優勝者に付与されるラスト1枠の次週「マスターズ」出場権をしっかりと視界にとらえている。(テキサス州サンアントニオ/亀山泰宏)

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