シェフラー、マキロイ、キャメロン・ヤング… ことしもプレーヤーズ→マスターズ連勝か
◇メジャー第1戦◇マスターズ 3日目(11日)◇オーガスタナショナルGC(ジョージア州)◇7565yd(パー72)
2024年のスコッティ・シェフラー、25年のロリー・マキロイ(北アイルランド)と直近2年の「マスターズ」はいずれも同じ年の3月「ザ・プレーヤーズ選手権」優勝者が制してきた。“第5のメジャー”と称されるPGAツアーの旗艦大会を勝った選手がグリーンジャケットをつかむ流れがことしも続く可能性が出てきた。キャメロン・ヤングがシェフラーと並ぶ3日目のベストスコア「65」をマーク。通算11アンダーとしてスタート時に8打差あったマキロイの背中を捉え、メジャーで初めて首位に立って最終日を迎える。
この日グリーンを外したのは2ホールだけだった。「ショットが好調なら、チャンスは必ず来るのだから、不必要なリスクを冒す理由はない。一日中、20フィート(約6m)の位置にボールを運べれば、そのうちいくつか決まる。いつでも痛い目を見る可能性があるコースだからこそ、楽な(2パットの)パーは決して悪くない」。チャンスを量産してバーディを積み重ねる理想的なプレーにわずかな運もかみ合った。4番(パー3)では奥からスライスラインに乗せたアプローチがカップに沈み、13番(パー5)では左にミスしたティショットが何とかフェアウェイに残って6番アイアンでグリーンを狙うことができた。
7度の2位惜敗を経て涙のツアー初優勝を飾ったのが昨年8月「ウィンダム選手権」。1年も経たないうちに、プレーヤーズ選手権に続く超ビッグタイトルが手の届くところにある。「確かに優勝できたことは素晴らしいし、(プレーヤーズで)再び勝てたこともうれしいけど、それが今後の成功を保証したり、何かを約束したりするわけではないんだ。あすの成果は自分で勝ち取らなければならない」。ラウンド中、いつだってクールに戦う男らしく冷静に言ったが、間違いなく役立つ部分もある。「あの日(プレーヤーズ最終日)と同じプロセス、マインドセットで臨みたい。あの日は一日を通して、誰もが様々なプレーをするだろうと理解した上で、ただ自分のペースを保つことができたからね」
史上4人目のマスターズ連覇がかかるマキロイとの最終日最終組対決を前に、謙虚な姿勢を貫く。「ロリーはゴルフ界の人気者だからね。一年前、もし自分が同じ状況にいたら、応援なんてほとんどなかったかもしれない。(優勝して)いまは少し増えていると思うから、もらえる分だけ受け取って、それで満足だよ」と笑った。(ジョージア州オーガスタ/亀山泰宏)