「力がないなあ」パー4で1オンしたのにガッカリ 久常涼のもどかしい2試合
◇米国男子◇キャデラック選手権 最終日(3日)◇トランプナショナルドラール ブルーモンスター(フロリダ州)◇7739yd(パー72)
上位の背中があまりに遠い位置で、気持ちはすでに来週、来年へと向けられていた。久常涼は初挑戦のトランプナショナルドラールで通算2オーバー。出場72人中、65位で終えた。「こういった捉え方は良くないとは思うんですけど、きょうは本当に(調子が)良くなかったから、来週に向けて良いゴルフができるようにやっていた。来年に向けた準備もできたかなと思います」。3年目のPGAツアーも日々、壁の高さを感じてやまない。
2週前に出場した同じシグニチャーイベント(昇格大会)「RBCヘリテージ」は60位だった。続けて下位に沈んだこの2試合の調子は、4月初旬「バレロテキサスオープン」までに、トップ10に4度入った春先までとはやはり違う。
「“ゼロ点”みたいなショットが本当に多い」のが最も苦労する点。この日の折り返しホールとなった18番では、1Wショットが左に飛び出し、すぐに池ポチャと分かった。1オンに成功して2パットバーディを決めた16番すらもどかしい。「もうちょっとキャリーが出ていると思ったんですけど、ギリギリで。1yd飛んでいなかったら、(グリーンの傾斜で)手前に戻ってきていたと思う。やっぱり力がないなあと感じました」と肩を落とした。
今季から師事するパッティング専門コーチ、ステファン・スウィーニー氏との大会前のセッションも今週は生きたとは言い難い。後半2番、8番(パー5)では3mの以内のバーディチャンスを逃して天を仰いだ。「狙ったところに(ボール)は出ていると思うけれど、入っていないから…」と当然、自己評価も厳しい。早朝の雨で軟らかくなった18ホールで記録された平均スコアは4日間で最も低い「69.113」。「自分の中でも、きょうはすごく簡単な感じがしていただけに残念です」と悔しがった。
昇格大会には次週も出られる。「トゥルーイスト選手権」の会場、ノースカロライナ州クエイルホロークラブもまたツアーを代表する難コース。今度は昨年「全米プロ」で4日間プレーした経験がある。「最近は流れをあまりつかめていない。何が原因か自分でもよくわかってないのが理由だと思う。それを探して、調整できるよう頑張りたいです」と悩みに正面から向き合う。(フロリダ州ドラール/桂川洋一)