2026年 ザ・CJカップ バイロン・ネルソン

久常涼の現在地 ショット復調の手応え「もうたぶん大丈夫です」

2026年 ザ・CJカップ バイロン・ネルソン 最終日 久常涼
ショットはチャンスにつけていた

◇米国男子◇ザ・CJカップ バイロン・ネルソン 24日(最終日)◇TPCクレイグランチ(テキサス州)◇7385yd(パー71)

「もうたぶん大丈夫です」。2日目を終えて予選通過を決めた直後、久常涼は自分に言い聞かせるようにそう話した。

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最終日ティオフする

今季は2月「ファーマーズインシュランスオープン」で2位、「フェニックスオープン」8位、「ペブルビーチプロアマ」10位、4月「テキサスオープン」で8位に入り、4月上旬までにトップ10入りを4回記録するなど絶好調。世界ランキングも自己最高の55位まで上げていたが、4月以降は思うような成績を残せず調子を落としていた。

「ショットが本当にパラパラになってしまって、3月につかみかけていたものが一度リセットされてしまいました」と当時の心境を吐露。「少し良くなっても、その先はシグネチャーイベントしかなくて、調子が戻ってきてもトップ10に入れるかどうかの戦い。今の実力では、やっぱりそのくらいでアップアップでした」

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17番のティショットは左から風が吹いていた

シグネチャーイベントでは下位に低迷し、5月のメジャー第2戦「全米プロ」でも予選は通過したものの35位で終わり、上位進出はならなかった。それでも今大会に入り、ようやくショットに手ごたえを感じられるようになってきた。

「もう大丈夫」と口にした翌日の3日目には、9番パー5で193ydをピンそば2mにつけてイーグルを奪うなど「65」をマークし、復調をアピール。最終日は「69」で15位に終わったものの、今週は4日間を通してストロークゲインド・オフ・ザ・ティは7位(4.069)、ストロークゲインド・アプローチ・トゥ・グリーンは20位(3.191)と、持ち味のショット力が戻っていた。

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17番グリーンに向かって歩く

本来は今週をスキップする予定だったが、休みを返上して6月「メモリアルトーナメント」までの6連戦を選択したのも、ショットに手ごたえを感じ始めているから。「今は調子がいいと思っているので、とにかく試合に出たい。成績を出していきたいです」と試合に出ることを優先した。

一方で、パットには依然として不安を抱える。最終日もチャンスには何度もつけたが、バーディパットをことごとく外した。「思ったところには打てているんですけど、その通りに球が転がってくれない。ラインが読めてないんでしょうね…」

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バーディパットがなかなか入らない

もっとも、手をこまねいているわけではない。今季途中から現地のパッティングコーチをつけ、パターもエースのL字マレットから、過去に使用したことのあるピン型へ変更。「こちらのほうがデータが良いので、今はこれにしています。未だに3パットもあるので向上しているかは分かりませんが、やらないよりはいいと思っています」と試行錯誤を続ける。

さらに今季はトレーナーもつけ、体の負担軽減にも取り組んでいる。「いろいろな要素を取り入れて、少しずつでもいい方向に向かえばいいと思ってやっています。本当にじりじりと上がっている感覚はあります。それが最終的に結果につながればいいですね」

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パットが入らず思わず苦笑い

PGAツアー3年目、世界ランキング50位以内の壁の高さは十分に理解している。だからこそいろんな角度から手を打ち、その壁を乗り越えようと努力しているのが伝わってくる。今、必死にもがき続けている。(テキサス州マッキニー/服部謙二郎)

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