2026年 全米オープン

1日38ホールの末に全米切符 佐藤大平「コテンパン…も立っているから言えること」

2026年 全米オープン 日本地区最終予選会 佐藤大平
佐藤大平は1日38ホールをプレーして初メジャーとなる「全米オープン」切符をつかんだ

◇メジャー第3戦◇全米オープン 日本地区最終予選会(25日)◇日野ゴルフ倶楽部 キングコース(滋賀)◇6989yd(パー70)◇出場35人

初メジャーをかけた戦いは午前6時半のティオフから早々に不穏なムードだった。前日まで近隣コースで「日本プロ」を戦い、この日トップスタートで出た佐藤大平は2番から2連続ボギーが先行した。「でも、そこから怒とうのバーディラッシュが来て…」。4番(パー3)からすかさず2連続で取り返し、6番ではパー4の2打目のウェッジショットがカップに消えるイーグルが飛び出し、誰より驚いたと笑う。続く7番も獲って流れに乗ると、「66」「64」を並べて通算10アンダーでホールアウトした。

河本力との残り1枠を懸けたプレーオフは2ホール目の15番で決めた。残り108ydから55度のウェッジで放った2打目が少し戻ってピン上2.5mのチャンスを演出。「ラッキーでした」とバーディで切符をもぎ取った。

キャリア初メジャーがサディスティックなまでのハードセッティングで知られる「全米オープン」になる。ことしと同じニューヨーク州シネコックヒルズGCで行われた前回2018年大会もテレビで見ていたという。当時、ブルックス・ケプカの優勝スコアが通算1オーバー。直近では最後のオーバーパー優勝でもある。

「シネコックヒルズとオークモントって、(全米オープンでも)一番ヤバいところですよね?コテンパンにされるとか、絶望するとか聞くんですけど、そこに立っているからこそ言えること。立ってみなければ分からないですし、甘くはないと思っていますけど、何かがこれから先のゴルフ人生に生きれば」。タフな戦いを覚悟しつつ、手ぶらで帰ってくるつもりもない。

世界一のゴルファーを決める大舞台にはもちろん、松山英樹もいる。想像もつかないような難しいコースに対し、優勝を狙う東北福祉大の先輩はどんな準備をしているのか。松山が国内ツアーにスポット参戦している時では得られない情報がきっとたくさんある。

昨年「フォーティネットプレーヤーズカップ」で初優勝を飾りながら、開幕当初は「ちょっと甘えている自分がいた」とオフの取り組みを反省することもあった。4月に永野竜太郎に助言を求め、直後に3試合連続トップ10入り。28日(木)からの「ミズノオープン」(岡山・JFE瀬戸内海GC)も前年5位となった大会で、今度は上位3人に付与される「全英オープン」(7月16日開幕/イングランド・ロイヤルバークデールGC)出場権を狙う。(滋賀県日野町/亀山泰宏)

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