ライバルの活躍に中島啓太も刺激「淡々とやり切るのがすごい」
◇米国男子◇チャールズ・シュワブチャレンジ 事前(26日)◇コロニアルCC(テキサス州)◇7289yd(パー70)
湿気を含んだうだるような暑さの中、中島啓太は黙々と球を打ち込んでいた。時おり横に置いた練習器具に乗り、シャドースイングで体の動きを確認していた。
「ショットの調子は悪くないんですよね。毎週タフなコースが続く中で戦っていくうちに精度は上がっている。練習したことが次の試合でできている実感はあります。あとはグリーン上だけ。そこでずっと苦しんでいます」。練習後、胸の内を明かした。
前週「ザ・CJカップ」2日目は前半伸ばしながらも後半に失速し、今季4度目の予選落ち。「いいショットも多くてチャンスにもついていましたが、やはりパットが決めきれなかった」と振り返った。
今週のコースに移動してからも、テーラーメイドのパターレップとセッションを重ねた。「ボールの転がりは悪くなく、アドレス時のフェース向きも問題なかった。一方で出球とライン、タッチには修正が必要でした」。新しい「スパイダー ツアーV」に替えたばかりのパターのシャフトにはディアマナを挿し、今週はロフトとライ角を調整。試行錯誤が続く。
前週はライバルでもあり仲の良い同級生・平田憲聖の活躍にも刺激を受けた。「自分が(3週前)マートルビーチで良く(13位)て、憲聖が先週結果(19位)を出して、お互い頑張っているなと刺激になっています。実際、先週の憲聖のプレーはすごく勉強になりました」
平田の3日目のプレーをショットリンクでチェックしていたという。「朝のスタートの1番は難しいホールですが、憲聖は左手前のピンに対して左ラフ付近からショートサイドをしっかり攻め切っていた。そういうプレーも淡々とやり切るのがすごい。リズムもテンポも変わらないですし、そこは見習いたいですね」
この日も2人で練習ラウンドを回り、攻略ポイントを共有していた。「去年はスコアが伸びる展開ではなかったですが、ことしは雨の影響でフェアウェイが止まるので、もう少しスコアが出るのではと考えています。その中でしっかり結果を出したい。トリッキーなティショットが多いので、一打一打丁寧にプレーしていきたいです」と気を引き締めた。 (テキサス州フォートワース/服部謙二郎)