2026年 全米オープン

194ydをPWで2オンイーグル 8年前に「80」たたいたシネコックでマキロイ躍動

2026年 全米オープン 初日 ロリー・マキロイ
ロリー・マキロイが難関シネコックヒルズで好発進した

◇メジャー第3戦◇全米オープン 初日(18日)◇シネコックヒルズGC(ニューヨーク州)◇7440yd(パー70)

右から強烈なフォローが吹きつける5番(パー5)、ピンまで194ydの2打目でロリー・マキロイ(北アイルランド)はPWを握った。しっかりつかまえた高弾道のボールは、狙い通りグリーン手前側へ戻る急傾斜をクリアしてピン左3.5mのビッグチャンスを演出。この時点では単独トップに浮上するイーグル奪取に「PWで190ydも飛んだんだ。それだけでも、どれだけコースで吹いた風が強かったか分かるよね」と笑った。

2026年 全米オープン 初日 ロリー・マキロイ
大ギャラリーを引き連れる

アゲンストの風が吹く8番、9番の上がり2ホールでアイアンショットのミスが重なって2連続ボギーフィニッシュだった。それでも、ジャック・ニクラス(29回)とフィル・ミケルソン(23回)に次ぐ大会史上3番目となる22回目の60台で滑り出したことを高く評価する。「トーナメントに残り続けること、そして自滅して脱落しないことが何より重要だった。8年前、このコースでまさに僕がやってしまったことだ」

2026年 全米オープン 初日 ロリー・マキロイ
2時間のスタート遅延にも動じず

前回シネコックヒルズGCで開催された2018年大会は初日に「80」をたたいて128位と大きく出遅れ、10打縮めた2日目の「70」もむなしく予選落ちを喫した。翌週「トラベラーズ選手権」の会場であるコネチカット州TPCリバーハイランズでプレーし、例年伸ばし合いが展開されるコースでの戦いに気持ちよくなっている自分を戒めたことを覚えている。「逆だ、居心地がいいのはシネコックであるべきなんだ」――。歴代最高クラスのロングゲームの持ち主がウェッジ、ショートゲーム、パッティングと細部にわたって徹底的に精度を突き詰めていくきっかけにもなった。

2026年 全米オープン 初日 ロリー・マキロイ
4月「マスターズ」以来のメジャー制覇がかかる

メジャーで、特にシネコックヒルズGCで行われるような「過酷なテスト」において最高の結果をたたき出すために自らのゲームを再構築。当時つけていた日記にも2019年以降の目標として書き留めた覚悟は、2025年の「マスターズ」初制覇による悲願のキャリアグランドスラム達成、さらにことしのオーガスタで成し遂げた連覇へとつながっている。

日没サスペンデッドで2ホールのプレーを残す暫定首位のウィンダム・クラークとは5打差につける上々のスタート。シネコックヒルズで2011年以来の全米オープン2勝目をつかんだ時、本当の意味で8年前の誓いを果たすことになる。(ニューヨーク州サウサンプトン/亀山泰宏)

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