久常涼は週末に失速「パッティングが入らなくて残念」 初の全米オープンで感じたもの
◇メジャー第3戦◇全米オープン 最終日(21日)◇シネコックヒルズGC(ニューヨーク州)◇7440yd(パー70)
初めて「全米オープン」に出場した久常涼は、11位で迎えた週末に「73」「75」とスコアを落として通算8オーバー43位で戦い終えた。「パッティングが入らなかった。残念です」と首を振った。
2027年大会の出場権を得られるトップ10圏内とは2打差でスタートし、4番でボギーが先行した直後に5番(パー5)ですぐに取り返した。左サイドのラフからアイアンを力強く振り抜いた2打目が花道を駆け上がって2オン。2パットのバーディを決めたが、11mのイーグルトライは2m近くショートした。
パッティングのスピードを合わせきれない不満は、3日目のプレー後にも口にしていた部分。8番でボギーをたたくと、サンデーバックナインの序盤で手痛いミスが続いた。ティショットを左の斜面まで引っ掛けた10番はグリーン右手前にキャリーした2打目が急傾斜につかまり、花道を数十ヤードも転がり落ちた。手前ピンに向かって大きく打ち上げる難しい3打目が届かず、足元まで戻ってきてダブルボギーを喫した。1打目が明らかに大きく奥にこぼれた11番(パー3)も続けにスコアを落とした。
14番は左ラフからパーフェクトな2打目を披露。花道にキャリーさせ、グリーンの傾斜を使ってピン右4mのチャンスメークで喝さいを浴びながら、これを決めきれない。今週一度もバーディを奪えていなかった16番(パー5)も6mのスライスラインを打ってすぐに歩き出し、カップのかなり左を通過して外れた。「ショットは打てているところも多かった。パッティングが入らなかった」。パッティングのスコア貢献度を示す最終ラウンドのストロークゲインド・パッティングは予選通過72人のうち63番目の「-2.21」と苦戦を強いられた。
8年前に当地で開催された全米オープンに比べれば“理不尽さ”は控えめで、久常も「今回はそんなに(全米オープンならではだと)感じなかった」と話す。コースセッティングとの相性、ショットの状態も含めて上を狙える雰囲気が漂っていたからこそ悔しさを隠さなかった。(ニューヨーク州サウサンプトン/亀山泰宏)