ヤング、バーンズはフォックスにメジャー初V献上 キム・シウーは松山英樹以来のアジア人優勝ならず
◇メジャー最終戦◇全英オープン 最終日(19日)◇ロイヤルバークデールGC(イングランド)◇7223yd(パー70)
メジャー初タイトルが手の届くところにあったのは、バーディ締めで勝ったライアン・フォックス(ニュージーランド)だけではなかった。世界ランキング4位(大会後に3位)のキャメロン・ヤングはプレーオフに備えていたところで惜敗を知った。3アンダーの20位から7バーディ、1ボギーの「64」をマークし、通算9アンダー。猛チャージは1打届かなかった。
スタート、ホールアウトしたのは最終組から2時間15分前。今季は“第5のメジャー”「ザ・プレーヤーズ選手権」、シグニチャーイベント(昇格大会)の「キャデラック選手権」を制したヤングは出だし1番から3連続バーディを決めて勢いづいた。最終18番でティショットがポットバンカーに捕まりボギーフィニッシュ。風に乗った一打を悔やみながら「メジャーの日曜日はパーを獲るのも難しい。先に伸ばせばリードできると思った」と狙い通りの展開に持ち込んだが、待望の瞬間はお預けとなった。
10アンダー単独首位から出たサム・バーンズは序盤2番でバーディを決めた。リードをひろげながら、第1打でグリーンを外した4番(パー3)からの3連続ボギーで後退した。7番以降はパーが並び「72」で8アンダー3位。スコアを伸ばすべき17番(パー5)は「素晴らしいティショットが深いラフに入ってしまった」とツキもなかった。
2023年までにPGAツアーで通算5勝。先月の「全米オープン」は1打差の2位だった。今週は第2子誕生が予定よりも早まったため急きょ出場がかない、2日目にメジャー最少ストロークの「62」をマーク。「今週は良いプレーがたくさんあった。残念ながら最高の結果にはならなかったけれど、ライアンが最後までやり遂げた」と勝者を称えた。
キム・シウー(韓国)はフォックスと同じ2打差の2位から出て、後半10番終了時に単独トップに立った。フェアウェイからの2打目でグリーンを外した11番からの2連続ボギーが痛恨。「72」で6アンダーの6位に終わった。
PGAツアーでは今季未勝利ながらキャリア通算4勝。2009年「全米プロ」でタイガー・ウッズとのマッチレースを制したY.E.ヤン以来となる韓国人メジャー王者の誕生はお預けとなった。松山英樹が優勝した21年「マスターズ」以来となる、アジア出身選手による3人目のメジャー制覇も2027年以降に持ち越された。(イングランド・サウスポート/桂川洋一)