意地のバーディフィニッシュも上位の背中遠く 松山英樹は“85.71%”生かせず週末の戦いへ
◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 2日目(21日)◇ベルリーブCC (ミズーリ州)◇7448yd(パー70)
最終18番で3.5mのバーディパットを沈めると、松山英樹は安堵の表情を浮かべた。44位から浮上を期した2日目は、フラストレーションの溜まる18ホールになったに違いない。ショットでチャンスメークし続けて、5バーディ、3ボギー「68」。意地の2アンダーで通算イーブンパー37位まで順位を上げたものの、当然、満足できる内容とは言い難い。
序盤からピンを攻め立てた。バーディパットを決めきれなかったものの、1番からピンそば5mのチャンスを作る。5Wでフェアウェイを捉えた2番では、131ydの第2打を70cmにつけてバーディ。4、5番はいずれも約3mにつけながら決められなかったが、6番(パー3)ではロングアイアンでのティショットをよりピンに近い2.5mまでつけて2つ目のバーディを奪った。
ティショットが安定し、フェアウェイキープ率は全体2位の85.71%(12/14)をマークした。フェアウェイを捉えれば、持ち前のアイアンショットでチャンスを演出することができる。だからこそ、グリーン上での取りこぼしが悔やまれた。7番で16mから3パットと勢いが弱まるボギーを叩く。14番では2.5m、終盤17番(パー5)では1.5mのバーディパットを外した。伸ばしきれぬ一進一退の展開は、34歳が望んだものではなかった。
プレーオフシリーズに向けて7月「全英オープン」から次週の「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)までの7連戦を組み、本大会は6連戦目。タフなスケジュールを戦ってきたことで、前週「フェデックスセントジュード選手権」で4週連続のトップ10入りを果たした。年間ポイントランク(フェデックスカップ)を16位まで上げており、上位30人による最終戦への進出もほぼ手中に収めている。
一方、上位争いを続ける中で疲労が蓄積していることは否定できない。首位と12打差で終えたこの日も、初日に続いてホールアウト後の練習を行わず、足早にコースを後にした。まずは週末の36ホール。ここからの2日間を、最終戦へとつながるラウンドにしたい。 (ミズーリ州セントルイス/中村文香)