2026年 ツアー選手権

松山英樹の敵が減る? トップ30の最終決戦へ「キャリアで優勝したいところの一つ」

2026年 ツアー選手権 事前 松山英樹
松山英樹は初の年間王者へ照準

◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 事前(25日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7440yd(パー70)

年間王者を決める舞台に、ことしも松山英樹が帰ってきた。「いい形で、ここに来られたかなと思う」。世界最高峰のPGAツアーで、年間ポイントランキング(フェデックスカップ)上位30人しか立てないエリートフィールド。メジャー「マスターズ」をはじめ、アジア勢最多の11勝を挙げていても、まだ手にしていないタイトルだ。「キャリアの中で優勝したいところの一つ」。そう真剣な表情で語ってから、34歳は「まして30人なので敵が減る。普段が100何十分の1だとしたら、30分の1なんでね」と茶目っ気たっぷりに笑った。

2026年 ツアー選手権 事前 松山英樹
3年連続12回目となるプレーオフ最終戦進出

最終戦のフィールドに立ったのは3年連続12回目。今季はまだ優勝こそないものの、出場した全22試合で予選通過を果たした。トップ5は3度、トップ10は6度と、上位争いを続けてきた。「予選落ちしなかったのは今年が初めて。一つ達成したかった項目なので、それができたことはすごくうれしい」。シーズンを通して高いパフォーマンスを維持した選手だけがたどり着ける舞台。メジャー「全米プロ選手権」を制したアーロン・ライ(イングランド)でさえ、プレーオフシリーズ第2戦「BMW選手権」で姿を消したことからも分かる。この30人に入ること自体が、結果を積み重ねてきた証しでもある。

2026年 ツアー選手権 事前 松山英樹
開幕へ着々と準備を進める

だからこそ、松山自身も最終戦の厳しさを十分に理解している。昨年は29位で、最高成績は2018年の4位。「そんなに簡単なものではないと思っているし、このコースとの相性もそこまで良くはない。良い準備をして、あまり気負わずにできたらなと思う」。シーズン最終盤に照準を合わせ、ここまで7連戦を組んできた。7月下旬の「3Mオープン」からは、自身のツアー最長となる4戦連続トップ10入りを記録。前週の「BMW選手権」は28位で連続記録は途切れたものの、最終日に4日間ベストの「67」をマークして順位を上げ、今週へとつないだ。

2026年 ツアー選手権 事前 松山英樹
このガッツポーズを最終日に見たい!

「先週も悪くはなかったけれど、良くなる過程でズレがあった。修正する箇所は把握できるようになっている」。開幕を2日後に控えたこの日は、10番から9ホールを練習ラウンド。ホールアウト後にも、ドライバーを中心にショット、アプローチ、パットとみっちりと調整を重ねた。「体調は良い」と明るい表情。初の年間王者へ、力強く、開幕を見据えている。(ジョージア州アトランタ/中村文香)

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