史上7人目の日本勢 久常涼は松山英樹とのペアに「想像できなかったことが現実に」
◇世界選抜VS米国選抜対抗戦◇ザ・プレジデンツカップ 事前情報(23日)◇メダイナCC(イリノイ州)◇7548yd(パー70)
PGAツアー3年目となった今シーズンのはじめ、久常涼は大きな目標を2つ立てた。年間ポイントランキング(フェデックスカップ)で50位以内に入る――という1つ目は47位で見事クリア。そして、世界選抜入りというもう1つも主将推薦という形で達成した。
2年に一度の対抗戦への出場もただ夢に描いていただけではない。会場のメダイナCCを久常は昨年のうちに2ラウンド、今年はチーム入りが決まる前に2.5ラウンド回った。改修に携わったチームのキャプテン、ジェフ・オギルビー(オーストラリア)とも交流を重ね、「フェアウェイがワイドですけど、やっぱりポジションごとに感じが変わる。(狙った)ポジションのキープがキーポイントかなと思います」と攻略法を鮮明にしてきた。
すでに来季の年間出場権を確保しながら、先週ノースカロライナ州で「ビルトモア選手権アッシュビル」に出たのは今週を見据えたものでもあった。予選落ちに終わっても「(BMW選手権終了後)3週間のオフの後で調子がうまくかみ合わず、良いプレーはできなかったんですけど状態はそんなに悪くないと思う」と試合勘を取り戻す材料に。「自信を持って頑張りたい」と言える。
1994年に創設された大会の舞台に立つ史上7人目の日本勢となった。24歳での初出場は石川遼(18歳/2009年)、松山英樹(21歳/2013年)に次いで3番目に若い。世界選抜が唯一勝利した1998年当時、久常は生まれてさえいなかった。
スター選手ぞろいのフィールドで、ことしで7大会連続出場を果たす先輩をシーズン中と同じように仰ぎ見る。「松山さんと一緒のチームでプレーできる。自分が子どもの頃、想像できなかったことがいま現実に起きている感じ。すごく、こう、なんか、びっくりしているのと、うれしいのと…いろんな気持ちがあります」と思いを抱えきれない。
あすの初日、フォアボール形式(各選手が自分のボールをプレーしペアで良い方のスコアを採用)のダブルスマッチプレーでさっそくペアを組むことが決まった。「やっぱり松山さんがいてくれるのはすごく大きい。このチームで自分ひとりじゃなく、松山さんがいる。存在が本当に自分には心強い。チームにおいて心強い存在なので、本当に助かります」。遠慮はいらない。初めて味わう緊張感も、興奮も、きっと受け止めてくれる。(イリノイ州メダイナ/桂川洋一)