2026年 プレジデンツカップ

バーディ逃して大歓声 完全アウェーで松山英樹は3大会ぶり初戦白星

2026年 プレジデンツカップ 初日 松山英樹 久常涼 キャメロン・ヤング
松山英樹(左)が久常涼(中央)とのコンビで米国選抜ペアを破った

◇世界選抜VS米国選抜対抗戦◇ザ・プレジデンツカップ 初日(24日)◇メダイナCC(イリノイ州)◇7548yd(パー70)

2UPのリードで迎えた後半10番、松山英樹のプレーに歓声がこだました。相手のキャメロン・ヤングとザンダー・シャウフェレ、味方の久常涼に続いてバーディパットがカップ際を逸れる。普段のツアー競技とは一線を画す屈辱的なシーン。キャリアで7回目の対抗戦は完全アウェーの雰囲気に負けず、自身初の日本人ペアで3&1の白星発進を決めた。

全員が自分のボールでプレーするフォアボール形式のダブルスマッチプレーで、松山はスタートの1番で組のオナーを担当した。初出場で10歳年下の久常を「引っ張っていこうと思った」という考えとは裏腹に、1Wショットは左に曲がった。OBラインである柵のすぐそばのラフで球が止まり、2打目は思うようにバックスイングできずに“チョロ”。後輩のパーによって出だしのビハインドを免れる格好となった。

2026年 プレジデンツカップ 初日 松山英樹 久常涼
6番のバーディでグータッチ

「まあ、7回目でもやっぱりスタートは緊張した。曲がったので、(久常は)逆に落ち着いて打てたんじゃないかなと思います」と苦笑いする序盤の出来。続く2番で2打目をピンそば1m強に付けながら、声援を浴びないままホールを進める久常が3番から連続バーディを決めた一方で、松山の目は中盤になって覚めた。6番(パー5)、相手ペアの2人がフェアウェイからの3打目で立て続けに2m以内のチャンスを作った後、残り83ydからピンそば1mで止め、互いにバーディでリードを許さなかった。

ダブルスならではのコンビネーションを見せたのは8番。8mのバーディパットを残していた久常の前に、2mのパーパットを先に沈めて相棒に強気で狙わせた。米国がともにボギーとして1UPとすると、続く9番(パー3)でティショットをピン手前3mにつけてこの日2つ目のバーディを奪い連続UPで先輩の力を見せつける。その後は1ホールも譲ることなく、17番で決着。「僕自身はあまり調子がよくなかった。久常選手にガンガン行ってもらいながら、僕は一生懸命パーをずっと獲ろうと思って頑張った」と謙虚に喜んだ。

2026年 プレジデンツカップ 初日 松山英樹
米国で普段浴びる大声援が…ない

世界選抜に日本勢が2人選出されたのは丸山茂樹と尾崎直道が出場した1998年以来、28年ぶり。2013年に21歳で選抜ユニフォームに身を包んでから、母国を同じにする相棒とタッグを組むまでに13年かかった。「(PGAツアーで)ここまで頑張ってきて、10歳年下の選手が来てくれたことがすごくうれしい」。自分の背中を追い、同じ高みを目指す存在がいることを再確認する。

2026年 プレジデンツカップ 初日 松山英樹
シカゴのコースで米国ファンを黙らせる

過去6大会のうち松山が最初のマッチで1ptを獲得したのはC.T.パン(台湾)と同じフォアボールを戦った19年だけだった。当時はホームのオーストラリア(ロイヤルメルボルンGC)で行われたため、敵地では初勝利。フォアサム(ペアで1つのボールを交互に打ち合ったスコアを採用)で行われる2日目はイム・ソンジェ(韓国)とのペアでラッセル・ヘンリー、ジェイコブ・ブリッジマンを相手にする。「自分の状態を上げて、チームの勝利に貢献できるように頑張りたい」。静まり返るシカゴがなんとも心地いい。(イリノイ州メダイナ/桂川洋一)

この大会の画像をすべて見る

大会関連ページ

広告の後にも続きます

アクセスランキング

  • 総合
  • ツアー
  • レッスン
  • ギア情報

SPECIALコンテンツPR

特集記事PR

こちらもおすすめ

GDOサービス

GDOのサービス