2026年 プレジデンツカップ

世界1位が見せた“品格” 観客の妨害受けた相手に約10mパットをOK

2026年 プレジデンツカップ 最終日 スコッティ・シェフラー ニコ・エチャバリア
マッチを終えて健闘をたたえ合うスコッティ・シェフラー(右)とニコ・エチャバリア (Ben Jared/PGA TOUR via Getty Images)

◇世界選抜VS米国選抜対抗戦◇ザ・プレジデンツカップ 最終日(27日)◇メダイナCC(イリノイ州)◇7548yd(パー70)

米国選抜の11連勝で閉幕した大会の陰で、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーの行動が「スポーツマンシップを示した」と話題になっている。

全選手によるシングルス(個人戦)12マッチが行われた最終日。米国選抜のエース、シェフラーは、過去2日間出番のなかった世界選抜のニコ・エチャバリア(コロンビア)と対戦した。注目を集めたシーンは14番だった。

エチャバリアがティショットを放った際、観客の「GO SCOTTIE!」との叫び声でスイングを妨害された。ボールは大きく右へ曲がり、エチャバリアも思わずクラブを手放したほど。ここで「そんなことをする場所じゃないだろ!」と観客に強い口調で抗議したのが、ほかでもないシェフラーだった。

その後、エチャバリアはグリーン奥から約9.8mのパーパットを残したが、シェフラーがOKを出してコンシード。シェフラーは自身のバーディパットを外して、結果的にこのホールは引き分けとなった。これらのシーンは、PGAツアーの公式SNSでも「スコッティ・シェフラーの粋な対応」として動画で紹介された。

シェフラーは最終的にエチャバリアを2&1で下し、米国選抜の勝利に貢献。PGAツアーやAP通信などによると、試合後「ゴルフにああいう行為の居場所はない」と観客の妨害行為を厳しく批判した。

コンシードについては「どうしても納得できなかった。あのファンがスイング中に叫ばなければ、彼が14番であんな酷いショットを打つことはなかったと思う」と説明。一方のエチャバリアは「世界ランク1位の人間性を示す出来事だ」とシェフラーの対応を称賛した。

ホームとアウェーの戦いの構図が際立つ対抗戦の真っただ中で見せた、シェフラーの振る舞いは、世界ランキング1位の強さだけでなく、その品格も印象づけた。

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