世界1位が見せた“品格” 観客の妨害受けた相手に約10mパットをOK
◇世界選抜VS米国選抜対抗戦◇ザ・プレジデンツカップ 最終日(27日)◇メダイナCC(イリノイ州)◇7548yd(パー70)
米国選抜の11連勝で閉幕した大会の陰で、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーの行動が「スポーツマンシップを示した」と話題になっている。
全選手によるシングルス(個人戦)12マッチが行われた最終日。米国選抜のエース、シェフラーは、過去2日間出番のなかった世界選抜のニコ・エチャバリア(コロンビア)と対戦した。注目を集めたシーンは14番だった。
エチャバリアがティショットを放った際、観客の「GO SCOTTIE!」との叫び声でスイングを妨害された。ボールは大きく右へ曲がり、エチャバリアも思わずクラブを手放したほど。ここで「そんなことをする場所じゃないだろ!」と観客に強い口調で抗議したのが、ほかでもないシェフラーだった。
その後、エチャバリアはグリーン奥から約9.8mのパーパットを残したが、シェフラーがOKを出してコンシード。シェフラーは自身のバーディパットを外して、結果的にこのホールは引き分けとなった。これらのシーンは、PGAツアーの公式SNSでも「スコッティ・シェフラーの粋な対応」として動画で紹介された。
A classy move from Scottie Scheffler.
— PGA Tour (@PGATour) 2026年9月27日
After a fell yelled in Nico's swing, Scottie conceded a 32-footer to tie the hole. pic.twitter.com/CL6w1fl52s
シェフラーは最終的にエチャバリアを2&1で下し、米国選抜の勝利に貢献。PGAツアーやAP通信などによると、試合後「ゴルフにああいう行為の居場所はない」と観客の妨害行為を厳しく批判した。
コンシードについては「どうしても納得できなかった。あのファンがスイング中に叫ばなければ、彼が14番であんな酷いショットを打つことはなかったと思う」と説明。一方のエチャバリアは「世界ランク1位の人間性を示す出来事だ」とシェフラーの対応を称賛した。
ホームとアウェーの戦いの構図が際立つ対抗戦の真っただ中で見せた、シェフラーの振る舞いは、世界ランキング1位の強さだけでなく、その品格も印象づけた。