T.ウッズ、完全復活なるか ゴルフの祭典に藤田寛之、石川遼が挑む
2013年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
2013年「マスターズ」 6人の優勝候補たち
■“本命候補”トップ3はやっぱり・・・
1.ロリー・マキロイ
若き北アイルランド人は、昨年の全米プロゴルフ選手権で大会記録となる2位と8打差で優勝。今シーズン開幕を世界ランキング1位として迎えると、使用クラブも一新。2011年のマスターズでは最終日に失速した事実はあるが、今年の大会でも断トツの優勝候補として、息が詰まるようなプレッシャーに晒されるだろう。
だが、2011年にはプレッシャーにも負けずコングレッショナルで開催された全米オープンで2位に8打差をつけて圧勝。既にマキロイ時代が到来したのであれば、マスターズを制して実力を改めて証明し、23歳の若さでグランドスラム達成まであと1勝(残すは全英オープン)に迫れるはずだ。
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2.タイガー・ウッズ
過去にグリーンジャケットを4度獲得しているが、現在のコース距離になってからは1度も優勝していない。ドライバー技術がより求められるようになった為、以前のような”タイガーコース”ではなくなった面はあるものの、優勝に近い順位にコンスタントに入賞している。
昨年は40位タイで終え、トップ6以下でフィニッシュした初めての年となった。ウッズはスロースターターでもあり、唯一初日を70以下で終えたのは68を記録した2010年のみ。ウッズが磨きをかけたショートゲームを示した1月のトーレパインズでの優勝が、あるいは2012のマスターズで送った気の毒な週末を解決するカギになるかもしれない。
3.ルイ・ウーストハイゼン
南アフリカ出身のピュアスイングマシーンがスイッチオンの状態の時は、非の打ちどころのないゴルファーになる。2010年セントアンドリュースで開催された全英オープンをみれば明らかで、2位と7打差で優勝。昨年のオーガスタでは惜しくもバッバ・ワトソンとのプレーオフで敗退したが、その後は過去に弱点として非難されてきた集中力の欠如を改善してきた。
アメリカ、フロリダに拠点を移したウーストハイゼンは、時に制御の効かないパットという問題を抱え、マスターズ初登場から3回連続で予選落ちを経験したが、その問題を修復。30歳のウーストハイゼンには、今後複数回マスターズを制するチャンスがあると言われているほど。そして昨年の苦い敗戦払拭に躍起になっているはずだ。