T.ウッズ、完全復活なるか ゴルフの祭典に藤田寛之、石川遼が挑む
2013年 マスターズ
期間:04/11〜04/14 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)
2013年「マスターズ」 6人の優勝候補たち
■注目株&ダークホースは
その他の注目株としては、昨年の全英オープンを制したアーニー・エルス。昨年の大会はプレーできなかったが、過去2回の2位フィニッシュを決めている。「マスターズ」常連組は減少したものの、今年の大会には例年よりもダークホースが多数出場。アダム・スコット、ジャスティン・ローズ、ブラント・スネデカーらは近年の「マスターズ」で上位に入賞。ダスティン・ジョンソン、ニック・ワトニーは好成績を残せていないものの実績は十分。
昨年の最終日に64を記録したボー・バン・ペルトの他、今年が「マスターズ」初出場となるニコラス・コルサーツは、昨年の「ライダーカップ」でマスターズでの適正をみせつけた。また2011年の優勝者チャール・シュワルツェルも、昨年12月の「アルフレッド・ダンヒル選手権」で2位に12打差をつけての圧勝で優勝候補に名を連ねている。
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ダークホースの中で最も不気味な存在は、昨年27位タイでフィニッシュしたキーガン・ブラッドリーだろう。挽回を誓うブラッドリーは、26歳にして早熟な才能を発揮。2011年の全米プロゴルフ選手権で優勝した他、昨年は「ライダーカップ」でミケルソンと組んで爆発的なプレーをみせた。
「昨年のキーガンは、オーガスタ前にピークに持っていき過ぎた。それで負担がかかってしまったのでしょう」とは、ブラッドリーのコーチ、ジム・マクリーン。「今年の大会に向けては良い準備が出来ると思います。早く現地に入って、かつてホーガンがそうしたように、今で言えばウッズのように、そして過去の大会を振り返るとジャックが完璧な準備をしたように、ベストに持っていけるでしょう。彼のゲームプランとしては、過去の優勝者と練習ラウンドを回り、彼らがコース状況に応じてどういうショットを選択しているかを観察すること。それが重要になります。そうした作業に加えて、集中力を高めることで彼のチャンスも増幅すると考えていますから」。
「キーガンが特別な理由はいくつかあります。ゴルフ界でもベストなドライバー技術を持ち一流の試合運びをすること。マスターズではドライバー技術は欠かせないですからね。それにどういうプレーが必要かを判断して、それを確実に実行する技術を持っています。我々が取り組んでいる課題に関しても、のみ込みが早いという面もありますね。最近で言えば重点的に取り組んできたピッチングテクニックがそれに該当します。そして最大の長所は、プレッシャーが最高潮にかかる場面を好むという一面です。普通の選手では持ち得ない才能で、何よりも大きなアドバンテージとなります」。
米国ゴルフダイジェスト社提携
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