手応えを掴んで4日間の戦いを終えた片山晋呉

「全英オープン」最終日、10年ぶりの決勝進出を果たした片山晋呉は、通算6オーバーの25位タイからティオフ。北寄りの風が強く吹き、気温が下がった最終日、2バーディ4ボギー1ダブルボギーの「75」、通算10オーバーの44位タイでミュアフィールドの4日間を締めくくった。

「良くやりました。今日のスコアは決して悪くない。寒さもあって手もかじかんだし、難しかったです」と片山。「今までは海外メジャーに来ると、何かが足りないと感じていたけど、今回は全く無かったです」と続けた。

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それでも、片山が世界との差に挙げたのは体格だ。「ただ、ラフからのショットは僕の身長だとどうしようもない。こっちの選手は背が高くてパワーがあるから、ラフからでもグリーン近くまで持って行ける。これは仕方がないですね」。

技では互角でも、生まれ持った体格の差は埋めきれない。歴然とした違いを感じながらも、手応えも掴んだ片山。「今シーズンはずっと調子がいいですからね」。08年以来の国内ツアーでの復活優勝も、そう遠くはないかもしれない。（英国ミュアフィールド／今岡涼太）