小平智 米ツアー初優勝時のクラブセッティング
2018年 ウィンダム選手権
期間:08/16〜08/19 場所:セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)
小平智は116位と出遅れ いまも続く1Wへの不信
◇米国男子◇ウィンダム選手権 初日(16日)◇セッジフィールドCC(ノースカロライナ州)◇7127yd(パー70)
米国ツアー参戦1年目のレギュラーシーズン最終戦に臨む小平智は、初日を4バーディ、5ボギーの「71」と落とし、1オーバーの116位タイと大きく出遅れた。上がり2ホールを連続バーディで締めくくったが、「ぜんぜん気持ちよくないです」と表情は硬いままだった。
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連続バーディフィニッシュでも気持ちが晴れない要因は1Wの不調にある。昨年10月にエース1W(プロギア RS ドライバー F)のヘッドが破損。4月の「RBCヘリテージ」で米国ツアー初優勝を飾ったが、使用していた「RSドライバー プロトタイプ」への信頼は、かつてほどではなかった。代わりのエースを探す模索はいまも続いている。
フェアウェイキープ率は50%。右に曲げた8番と9番はボギーに直結し、上りの2ホールも「17番のティショットはスプーンだったし、最終ホールのドライバーもすごい変な当たり。セカンドショットが良かっただけだった」とネガティブな言葉が続いた。「自分はドライバーから組み立てていくので、そのあたりが苦しい部分」。日本でも定評が高かった1Wショットは大きな武器であることを自認しているだけに、ストレスはより大きなものになっている。
開幕前にはショットの好調を口にしていたが「1日良いゴルフができたとしても、4日間絶対に続かない。ティショットが不安だらけなので、そこを調整したい。予選通過をして、4日間プレーできるようしたいです」。次週から控えるプレーオフシリーズに向けても、この状態でコースを去るわけにはいかない。(ノースカロライナ州グリーンズボロ/塚田達也)