「ツアー選手権byコカ・コーラ」スコア
2018年 ツアー選手権byコカ・コーラ
期間:09/20〜09/23 場所:イーストレイクGC(ジョージア州)
また首位タイ発進!ウッズの年間王者の可能性は?
◇米国男子◇ツアー選手権 初日(20日)◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7385yd(パー70)
スライスラインを伝った8mイーグルパットがカップに転がり落ちた。最終18番(パー5)で両ひざを折ってガッツポーズを作ったのはタイガー・ウッズ。先にトップでホールアウトしていたリッキー・ファウラーに並び、「65」で5アンダー発進を決めた。
<< 下に続く >>
大会初出場の6人を除けば、5年のブランクはキーガン・ブラッドリーと並んでフィールドの30人のうち最も長い。2013年以来の出場となったウッズはそれでも、過去2勝を誇るコースで好スタートを切った。
出だし1番の3パットボギーの後、「5番、6番のパットがとても良かった」と7m、5mを沈めた連続バーディのシーンを振り返ったが、それ以上にコースマネジメントに納得した。「何よりもきょうは“正しい場所”にミスをした。フェアウェイキープできなかったところも、正しいサイドだった。グリーンを外しても良いアングルから打てた。きょうはコントロールできていた」。フェアウェイキープを逃した4ホール、そしてパーオンに失敗した4回のシーンで経験を存分に生かした。
ウッズはプレーオフ第3戦「BMW選手権」に続く首位発進(最終順位は6位)を決めたが、「アロニミンクでの62(BMWでの初日スコア)よりもきょうの方がずっといい。あのときはコースコンディションがソフトだった」という。今週はグリーンスピードが上がり、硬く仕上がっている。「速くて少し驚いた。ティショットをラフに入れれば、チャンスにつけられない」という状態だけに、満足感は高くなった。
ポイントランク20位で今大会を迎えたウッズが、2007年、09年以来となる3回目の年間王者のタイトルを手にするためには、13年「WGCブリヂストン招待」以来の復活優勝、通算80勝目を挙げることが最低条件。かつ、以下の項目が満たされた場合だけだ。
・1位(ブライソン・デシャンボー)が15位タイ以下
・2位(ジャスティン・ローズ)が3人以上の5位タイ以下
・3位(トニー・フィナウ)が3位タイ以下
・4位(ダスティン・ジョンソン)が3人以上の2位タイ以下
・5位(ジャスティン・トーマス)が3人以上の2位タイ以下
・6位(キーガン・ブラッドリー)が2位タイ以下
第1ラウンドを終えた段階では、ローズの順位(3位タイ)、そしてウッズの優勝以外はすべて条件が整っている。(ジョージア州アトランタ/桂川洋一)