2019年 ファーマーズインシュランスオープン
期間:01/24〜01/27 場所:トリーパインズGC サウス&ノースコース(カリフォルニア州)
ウッズが西海岸で19年始動 新ドライバーは“M5”
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 事前情報(22日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇サウスコース(7698yd、パー72)、ノースコース(7258yd、パー72)
タイガー・ウッズは24日(木)開幕の西海岸シリーズ第2戦で、2018―19年シーズンの初戦を迎える。5年ぶりに優勝した昨年9月の「ツアー選手権」以来となるツアー競技。キャディバッグにはテーラーメイド製の新しいクラブを入れて登場した。
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トリーパインズGCでは、この大会で2005年からの4連覇を含む通算7勝、2008年の「全米オープン」を加えると過去8勝になる。開幕2日前にサウスコースで練習ラウンドに取り組んだウッズは、テーラーメイドの新製品であるM5シリーズの1Wと3Wを使用。「先週の天気(雨)の影響でラフが長くなった。ショットが重要になる」と状態を確かめた。
1月にゴルフの新規則が施行されたばかり。ドロップの方法が、肩の高さからひざの高さからに変わり、「“ニー・ハイ・ドロップ”は家でやってみた」という。「再ドロップをしている選手を見た。そうしないように、気をつけないといけないね。まあ、その必要がないことが一番。ハザード…じゃなくて、ペナルティエリアには入らないように」
グリーン上で旗竿をさしたまま打つことが可能になったパッティングのルールについては、ロングパットでピンを抜かずに打つケースも出てくるかもしれないといい、下りのパットで有効かどうか「自宅でも実験中」だとか。「何人かの選手がさしたまま打っているのも理解できる。(ピンがあることで)よりアグレッシブなパットを打てる。特に速くて傾斜のあるグリーン…例えばオーガスタ(マスターズの会場)なんかでは良いかもしれない」と話した。
昨秋にツアー通算80勝目を飾った後は欧米対抗戦の「ライダーカップ」、フィル・ミケルソンとのマッチプレー、自身が主宰する「ヒーローワールドチャレンジ」に出場。「去年はあんなにプレーできるとは思っていなかったから疲れ切った」と、オフはジムでのトレーニングを中心に体のリカバリーに努めた。慣れ親しんだ土地で再始動する。(カリフォルニア州ラ・ホヤ/桂川洋一)