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2019年 ザ・メモリアルトーナメント
期間:05/30〜06/02 場所:ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)

松山英樹だけじゃない スピースが2シーズンぶりVへ4差3位

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 3日目(1日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7392yd(パー72)

松山英樹は2017年の8月「WGCブリヂストン招待」で5勝目を挙げてから約1年10カ月の間、米ツアーでの優勝から遠ざかっている。そして、この男も。ジョーダン・スピースはその2週前、同年7月「全英オープン」が直近のタイトルだ。2季ぶりの勝利が待たれるふたりは、ともに通算11アンダー3位タイで最終日を迎えることになった。

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初日30位から松山が尻上がりに順位を上げてきた一方で、スピースは2位で発進してから上位に踏みとどまった。ムービングデーは後半インで4バーディを奪うなど「69」をマーク。「きょうはアイアンショットのミスが両方向に出た。初日、2日目に比べてショットが良くなかったけれど、原因は分かっている。10分くらい(練習場で)打ってこようと思うよ」と話したのはラウンド直後。3日間でボギーは4つだけ。スクランブリング率85%で1位とリカバリーが光る。

昨季はシーズン最終戦進出を逃し、16年3月まで20週連続で1位に君臨した世界ランキングは先月初めに39位まで後退した。それでも状態は上向きで、直近2週は「全米プロ」で3位、「チャールズ・シュワブチャレンジ」で8位。連続でトップ10入りしたのは17年秋のプレーオフシリーズ以来となった。

日々前進を感じられることに「満足している。あしたも少しでも前に進みたいと思う」とスピース。立ちはだかるのは“鬼門”の最終日だ。今季の各ラウンドの平均スコアは第1ラウンドから「69.43」(全体13位)、「68.29」(3位)、「71.36」(175位)、「72.82」(202位)と週末に涙をのんできた。

首位のマルティン・カイマー(ドイツ)とは4打差。今大会の開幕前、「ジョーダンはここ1年でスイングを調整してきた。わずかな犠牲は払ったが、良くなってきたし、まもなく終わりが来るだろう。テレビで何度も観ていて、スイングは明らかに良くなったように思う。本人が望むところまではまだ来ていないのだろうが、かなり近いところまで来ているはずだ」と話したのは、ホストのジャック・ニクラスだった。(オハイオ州ダブリン/桂川洋一)

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