マキロイ、タイガーが1回戦敗退 藤田寛之も逆転ならず
2013年 WGC アクセンチュアマッチプレー選手権
期間:02/20〜02/24 場所:リッツカールトンGC(アリゾナ州)
アクセンチュアマッチプレー選手権2日目 レビュー
波乱・・・3度の大会制覇を遂げたタイガー・ウッズが初戦敗退
世界ゴルフ選手権「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」から、雪が消え去った。そしてロリー・マキロイとタイガー・ウッズもまた、姿を消してしまったのだ。
ドーブマウンテンは、既におかしなことになっていたのだが、そこにはびっくりするような結末があった。シェーン・ローリー(アイルランド)が18番ホールで4フィートのパーパットを決めて、マキロイを倒したのだ。波乱の起きやすいこの大会のオープニングラウンドで、いきなりの番狂わせが起こった。第1シードの選手が第1ラウンドで姿を消してしまったのは、この4年間で3回目のことだ。
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そしてその後、チャールズ・ハウエルIIIがこの寒い天候のなか素晴らしいラウンドを見せて、17番ホールでウッズを破ったのである。ハウエルはこれまで、1996年の「全米アマチュア選手権」第3ラウンドでウッズに負けて以来、ウッズとマッチプレーで対戦したことがなかった。しかしハウエルはこの木曜日、まだらに残る雪や氷が残ったコースをノーボギーで終えてみせた。
この対戦は、ハウエルが15番ホールでウェッジショットを打ち、カップから数インチの場所に付けてバーディを奪うまでは、まだドローだった。しかし、ハウエルが16番ホールで25フィートのロングパットを決めて2アップとしたとき、ウッズは12フィートのバーディパットを外すという残念なミスをしていた。
「失うものは何もなかったんだ」とハウエル。彼は今シーズンを、世界ランキングで100位に入っていない状態でスタートしており、ここ5年間この世界ゴルフ選手権の出場権を得ていなかった。「この形式での対戦は、クレイジーだ。彼はタイガー・ウッズだよ。でも幸運なことに粘り強くプレーすることができたんだ」
この日、最後の対戦は、日没が近づいたころに行われた。そして彼らは15番ホール終了時点でこの日のプレーを切り上げることも可能だった。ところがハウエルが勢いをつけていた状態ではあったが、ウッズはプレーの続行を希望した。ウッズはこの日2アンダーであり、2人ともこの日ボギー無しでラウンドしていたのである。
「ふたりとも、とても調子が良かったんだ」とタイガーは言っている。「彼は私よりもいくつか多くバーディを奪った。彼はとても良くプレーした。そして彼が次にコマを進めたということだ」