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「ウェルズファーゴ選手権」最終日/勝者と敗者を分けた“グリーンマイル”

By PGATOUR.COM wire services

しかしミケルソン以上に落胆した選手はいなかっただろう。10年間で6人のメジャー大会チャンピオンが優勝しているこのクエイルホローでそのチャンピオンリストに名を連ねること渇望していた彼だったが、決勝ラウンド2日連続で、魔の“グリーンマイル”に捕まってしまった。

14番ホールでは数インチにつけるチップショットからバーディを奪い、1打差で単独首位に立ったミケルソンだったが、15番ホール(パー5)でその差を広くことはできなかった。セカンドショットがショートし、手前のバンカーにつかまると、続くバンカーショットはピンまで12フィートを残してしまった。そして12フィートのバーディパットをショートさせこのチャンスをパーとした。

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続く16番ホールで彼は、6フィートのパーパットを外してしまった。その時点で既に、アーンストとリンは通算8アンダーでホールアウトしていた。ミケルソンは更に17番ホールで65フィートを3パットして、このホールで痛恨のボギーを叩いてしまった。

「本当にがっかりだったよ」と、ミケルソン。「あの1打はしっかりコントロールできていたと思ったんだ。15番ホールでバンカーから寄せワンが取れていたら、僕は残り3ホールで2打差の首位に立っていたはずだった。最後の3ホールは難しいホールだから、できれば2打差リードが欲しかったんだけどね・・・」。

「言い訳は、一切ないよ」と、ミケルソンはきっぱり言った。「確かに簡単なパットではなかったけど、特別に難しくもなかった。あれくらい(のパーパット)は決めなくてはね」。

この大会では、残り2時間を切るまで、ほとんど誰ひとりとしてアーンストに注目している者はいなかった。しかし彼は今日、最高のゴルフを披露した。

12番ホールでは、残り100ヤードをピンそば4フィートにつける見事なアプローチを披露した。14番ホールでは5フィートのバーディパットをミスして、16番ホールではティショットをもう少しでワンオンさせるドライバーを放ったが、6フィートのバーディパットを外してしまった。しかし彼を初優勝へと導いた、大事な大事な18番のバーディパットを沈めたのだった。

情報提供:PGA TOUR

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