バッバ・ワトソンは大崩れ 藤田寛之に最高の賛辞
初優勝者続出! 米国男子14-15年シーズン序盤戦トップ5
フォールシリーズ・ベストショット トップ5
■ 1位 バッバ・ワトソンのバンカーショット/「WGC HSBCチャンピオンズ」
最終日の最終ホールで、バンカーからイーグルを沈めてプレーオフに持ち込むこと以上に、劇的なフィニッシュはないだろう。これこそワトソンが「WGC HSBCチャンピオンズ」でやってのけたことだった。バンカーからのショットは、カップまで約9mの位置から転がり、まるでパッティングのようにホールに吸い込まれた。プレーオフ1ホール目でも、約6mのバーディパットを沈めて2014-15シーズン初勝利を記録。2014年では「ノーザントラストオープン」、「マスターズ」に続く3勝目を挙げた。優勝後ワトソンは、「なかなか打たなかったことをジョークにされるだろうけれど、上手く入ってくれた。どう反応して良いのかわからなかったから、叫んだ。少し声が枯れてしまったよ」と、このショットを振り返った。
■ 2位 ベン・マーティンのイーグルパット/「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」
マーティンは「シュライナーズホスピタルforチルドレンオープン」最終日の残り9ホールの時点で2位と3打差の首位に立っていたが、パー5の16番までに追いつかれる事態に。そこで彼は距離のあるイーグルパットを決めて首位を維持し、PGAツアー初優勝を果たした。同ホールの第2打に6番アイアンを選択し、池を越えてグリーンの後方に乗せた。カップから14mもの距離からイーグルを沈めて首位を守ると、この日3アンダーでホールアウトし優勝した。パー4の15番でも2パットのバーディとし、結果的に2位と2打差で初勝利を挙げた。マーティンは、「自分でも今日のようなロングパットを決めるとは期待していないから」と語った。
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■ 3位 ロバート・ストレブのアプローチ/「マックグラッドリークラシック」
最終日に「63」を記録して3人によるプレーオフに持ち込むと、プレーオフでもバーディを決めてPGAツアー初優勝を記録。プレーオフ2ホール目となったパー3の17番、ストレブは8番アイアンでのアプローチをカップまで1m弱に寄せ、勝利をつかんだ。本人は、「良いショットだった。ちょうど良い力が伝わるよう願って打ったら、上手く、ソフトに落ちて止まってくれた。完璧だったね」とコメント。たしかに、完璧なショットだった。
■ 4位 リー・ウェストウッドのホールインワン/「CIMBクラシック」
ホールインワンを決めることも難しいというのに、それをハイブリッドで、しかも生中継の最中にそれをやってのけるなど、想像できるだろうか? これこそリー・ウェストウッドがクアラルンプールG&CCで開催された「CIMBクラシック」2日目に実際にやって見せたこと。「カップまで6mくらいのところを狙って高めのカットショットを打とうとした。無理があると思ったから」としたウェストウッドは、「でも、完璧に落ちてくれた。カップまで6mくらいのところに落ちて、フェードしながら隆起したところに上手く乗って、そこからまっすぐカップに吸い寄せられた」と、振り返っている。
■ 5位 ベ・サンムンがパー4で見せたティショット/「フライズドットコムオープン」
ベ・サンムンは、大会3日目の17番ホールで素晴らしいティショットの恩恵に与り、2位と4打差で最終日を迎えられた。距離の短い同ホールでのティショットで294ヤードを飛ばし、カップまで約2mの位置に寄せてイーグルを決め、最終ホールでもバーディを奪った。