ウェストウッドが逆転で3度目の年間王者 最終戦Vはフィッツパトリック
2020年 DPワールド ツアー選手権 ドバイ
期間:12/10〜12/13 場所:ジュメイラ・ゴルフエステーツ(UAE)
新ドライバーがフィッツパトリックの最終戦勝利を援護
「DPワールド ツアー選手権」で、マシュー・フィッツパトリックのドライバー変更が功を奏した。ヨーロピアンツアー最終戦のわずか数日前にドライバーを変更し、同大会2勝目を飾ったのである。
フィッツパトリックにとってこの勝利は2年ぶりのヨーロピアンツアー6勝目。「DPワールド ツアー選手権」を複数回制覇した選手として、ジョン・ラーム、ロリー・マキロイ、そしてヘンリック・ステンソンの仲間入りを果たした。
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10月の「CJカップ@シャドウクリーク」以降、3社のドライバーを使用したフィッツパトリックは、結局、タイトリストの「TSi3ドライバー」に乗り換えた。
同大会でタイトリストのドライバーを使用した選手は最多の19人。同社はヨーロピアンツアー最終戦で初めてドライバーのシェアで勝利した。その19人中、新しいTSi2とTSi3モデルを使用した選手は17人で、うち8人は使用契約なしでTSiを使用した。これらの選手のうち、フィッツパトリックを含む4人がベスト13入りを果たしている。
最終的に、フィッツパトリックはロフト角9度で三菱ケミカルのテンセイAVオレンジ65 TXシャフトのTSi3を使用し、シュアフィットホーゼルを標準の(A1)に設定。自身の弾道に合わせ、シュアフィットトラックウェイトを(ヒール側の)H2に設定した。ティショットの平均飛距離は300ydを超え、平均飛距離で16位にランクインするとともに、フェアウェイキープ率(76.8%)でトップに君臨した。
フィッツパトリックは米PGAツアー2020年シーズンの平均飛距離が121位(294.7yd)、フェアウェイキープ率は38位(64.4%)だった。
タイトリストのツアーレップ、リアム・マクドーガル氏は、「彼やコーチたちがドライバーで達成しようとしていることは何かを聞き、私たちはクラブの先端に力を加え、グリップで力を感じられるよう、カウンターバランスのシャフトオプションを模索した」という。
さらに「彼はTSi3のヘッド形状を好みました。フェースは彼にとって適正なバルジ(編注:フェース面の横方向の曲がり)とロール(フェースの上下方向の曲がり)になっていたのです。私たちはさらに、新しいシュアフィットトラックウェイトをクラブのヒール寄りに調整することで、彼の打球ポイントを向上させることができました。彼のミスするパターンを動かしたことで、彼に、より力強い打ち出しと適正なスピン量を提供することができ、これが飛距離と精度の向上につながりました」と述べた。
(協力/PGATOUR.com)