久常涼の「Qi10」投入は? スタンダードモデルを好む理由
2024年 ドバイ招待
期間:01/11〜01/14 場所:ドバイクリークリゾート(UAE)
マキロイが24年を好スタート 新FW&新パターを実戦投入
昨年、ロリー・マキロイ(北アイルランド)は華々しいキャリアの中で、それまで一度も達成していなかったことを成し遂げた。彼は「ヒーロードバイデザートクラシック」を制覇し、自身のキャリアで初めて新年初戦で優勝したのである。
1年後、マキロイは2024年初戦で素晴らしいスタートを切った。タイトル防衛に臨む「デザートクラシック」前週の「ドバイ招待」第1ラウンドで、9アンダー「62」をマークして首位に立った。多くの選手同様、マキロイは新しいクラブを入れて新年をスタート。バッグの中で、最短のクラブと最長のクラブを変更した。
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マキロイは昨年の終盤から、テーラーメイドの新しいQi10シリーズを投入。5度目の年間ポイントレース(レース・トゥ・ドバイ)制覇を成し遂げた「DPワールドツアー選手権」では、新ドライバーを初めて実戦投入している。今週、マキロイはQi10のLS(ロースピンの略)モデルから、ホーゼル設定が1メモリ低めに設定された、9度のQi10へと乗り換えた。また、ドバイ招待ではQi10のフェアウェイウッドも実戦投入しており、15度の3番ウッドと、18度の5番ウッドをバッグに入れている。
より大型で寛容性の高いQi10のヘッドは、マキロイがシャフトを藤倉コンポジット ベンタスブラックに戻すことを可能とし、ドライバーのシャフトを再び長めの物に戻している(現在は45インチ)。テーラーメイドによると、新しいフェアウェイウッドに乗り換えた理由は、最適なスピンの数字に加え、より大型で寛容性が増したヘッドにあるとのことだった。
また、マキロイはドバイ招待で、スパイダー ツアーXパターを実戦デビューさせている。テーラーメイドは昨秋、人気のスパイダーシリーズの最新シリーズをリリースしており、マキロイは「BMW選手権」で初めてこのクラブを目にした。2023年の自身の最終戦「DPワールドツアー選手権」後にこのクラブを入念にテスト。この新パターは、彼がこれまで実戦で使用してきたスパイダーと似ているが、新しい方はアルミ製ソールプレートが装着されたワンピースとなっており、以前のモデルのようにウィング部分ではなく、ソールにTSSウェートが装着されている。またテーラーメイドによると、マキロイは、よりダークになったクラブの仕上がりを気に入っているとのこと。
今週のマキロイの使用ギア一覧は以下の通り。
ドライバー:テーラーメイドQi10ドライバー (9.0度)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタスブラック6X
3番ウッド:テーラーメイドQi10(15度)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタスブラック8X
5番ウッド:テーラーメイドQi10(18度)
シャフト:藤倉コンポジット ベンタスブラック9X
アイアン:テーラーメイドP760(4番)、テーラーメイド ロールズプロト(5~9番)
ウェッジ:テーラーメイドMG4 46度(スタンダードバウンス)、MG4 50度(スタンダードバウンス)、MG4 54度(スタンダードバウンス)、MG4 60度(ローバウンス)
パター:テーラーメイド スパイダーツアーX
ボール:テーラーメイドTP5x
(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)