難関18番も得意のアイアンで見事攻略 片岡尚之の優勝ギア
2021年 ウェルズファーゴ選手権
期間:05/06〜05/09 場所:クエイルホロークラブ(ノースカロライナ州)
リッキー・ファウラーら選手使用ギアをレポート
ティからグリーンにかけてシーズン屈指の試練が待ち受けていた「ウェルズファーゴ選手権」(ノースカロライナ州シャーロット)。我々(GolfWRX)はクエイルホローの練習レンジと練習グリーンで、何か使用ギアに変更がないか注目してみた。
リッキー・ファウラーの模索は続く
メジャー「マスターズ」以降では初の大会となったリッキー・ファウラー。練習レンジでは人気の高いフジクラの「VENTUS RED」を含む複数のシャフトを使って、コブラ「RADSPEEDドライバー」を試打する姿が目撃された。
<< 下に続く >>
同じシャフトを2本用意して打ち比べるのは奇妙に見えるかもしれないが、おそらくこれは長さに違いがあり、先を詰めることで、フレックスを微調整していたものと思われる。
最も興味深かったのは、「フジクラMCプラクティスシャフト」が挿さったアイアンを使用していた点。このシャフトは「ゴールド シャフト」のロード、アンロードの感覚を増幅することで、スイングテンポの向上を助ける設計となっている。
コナーズが新アイアンを投入
数週間前、ビクトル・ホブラン(ノルウェー)のバッグに新しいピンの「i59アイアン」がお披露目された。どうやら、23歳のスター選手は、ピン契約選手のなかで、新たなトレンドの火付け役となったようである。
ピンの「i BLADE アイアン」を使用していたコーリー・コナーズ(カナダ)は、新しいプロトタイプのi59アイアンをバッグに入れていた。
小平智がクールなクラブをバッグに
2018年「RBCヘリテージ」の勝者・小平智は、選び抜かれたクラブセットを使用しているようで、その中には名前がカスタム刻印されたタイトリストのボーケイウェッジ、そして飛び系クラブの部類に入るピン「G425クロスオーバーユーティリティ」が含まれる。
しかし、最も傑出しているのはPRGRのフォージドアイアンセットと、彼がウォームアップで使用する左利きの8番アイアンである。90年代後半にコーリー・ペイビンと契約していたことで、この日本のメーカーを覚えているファンもいることだろう。
フリートウッドのパッティンググリップ
パッティングのグリップには多くの握り方があるが、イングランドのトミー・フリートウッドは、トップ選手の一人となり、さらに世界のトップ10入りする過程で、ほぼ全てのパッティンググリップを試してきたのではないかと思わせる握り方をしている。
彼は世界ゴルフランキングでトップ30入り(26位)しているものの、フェデックスカップのランキングは109位としている。パットが入り始めれば、これらの数字は瞬く間に上昇することだろう。
ジェイソン・デイは新パターをテスト
長年にわたりテーラーメイド「スパイダー」の熱心な愛好者だったジェイソン・デイだが、どうやらブライソン・デシャンボーの作戦メモから1ページを拝借した模様である。
というのも、彼はグラファイト製の「LAゴルフパターシャフト」の誂えられたシックゴルフ「フロCシリーズ」のパターをテストしており、これは現「全米オープン」王者の使用するものと同じメーカーなのである。
(協力/GolfWRX、PGATOUR.com)