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スティーブ・ストリッカーが手放せない ツアー最長(?)勤続パター

2人一組のチーム戦として、ニューオリンズで開催された「チューリッヒクラシック」の出来はチームワーク次第。しかし、いかに息の合ったプレーを見せ、成功を収めるコンビがいたとしても、スティーブ・ストリッカーと彼の使うオデッセイ ホワイトホット#2パターに匹敵するデュオは出てこないだろう。

このパターは、ストリッカーが2007年に6年ぶりの優勝を果たした時も、2009年から2012年にかけてPGAツアーで8勝を挙げた時も、2019年「全米シニアオープン」を制覇した時も一緒だった。そして、GolfWRX.comが「チューリッヒクラシック」の火曜にストリッカーから話を聞いた時も、やはりそこにあった。

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オデッセイ ホワイトホット#2ブレードパターは20年近くにわたり、ストリッカーのエースパターであり続け、PGAツアーとシニア(PGAツアーチャンピオンズ)で挙げた計12勝の大部分に貢献してきた。

もちろん、良い時ばかりでもなかった。彼は長年にわたるパターの摩耗と劣化により、フェースインサートやシャフトの交換を余儀なくされてきた。短い期間で他のパターに浮気をしたこともあった。このパターで何度か重要なパットを外してもいる。とは言え、真のパートナーシップとは、困難をともに乗り越えることで築かれるもので、ストリッカーは今も彼のオデッセイ#2と強い結びつきを持っている。

「僕は自分のキャリアにおいて、これで何度か大きなパットを決めてきたんだ」とストリッカーはGolfWRXに話した。「何度か、これから離れようとした時もあったけれど、結局はこれに引き戻される。これが遠くへ行ったことは一度もないね」

このパターには、幾多の戦いと試練を乗り越えてきたことを証明する複数の凹みがある。ソールに多量の鉛テープが貼られており、シャフトはスチールで、スコッティキャメロンのコードグリップが装着され、全面を覆う細かい傷が勤続年数の長さを物語っている。

なお、彼のバッグで多くの年輪を刻んできたのは、パターだけではない。2021年から使っているドライバー、2014年から使用する3番ウッド、2015年からのハイブリッド、そして2011年から使っているロブウェッジもある。

ストリッカーは先週、TPCルイジアナで同じ中西部出身の仲間であるザック・ジョンソンとプレー。56歳のストリッカーにとって、単に再びPGAツアーの舞台でプレーする機会になるだけでなく、今年の「ライダーカップ」へ向けた準備という意味合いも持っていた。ストリッカーは今年イタリアで開催される同大会でジョンソン率いるチームの副キャプテンを務める。

ストリッカーのセットアップ全体は以下の通り。

ドライバー:キャロウェイ エピックスピード トリプルダイヤモンド(9度)
シャフト:藤倉コンポジット モータースピーダーVC 7.2 Xフレックス

3番ウッド:タイトリスト915F(13.5度)
シャフト:三菱ケミカル テンセイCKプロホワイト 80TX

ハイブリッド:タイトリストH1 816(17度)
シャフト:藤倉コンポジット モータースピーダー

アイアン:キャロウェイ APEXプロ フォージド(3番~9番)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX 6.5

ウェッジ:タイトリスト ボーケイSM8(46度)、タイトリスト ボーケイSM7(54度)、タイトリスト ボーケイSM4(60度)
シャフト:トゥルーテンパー プロジェクトX 6.5

パター:オデッセイ ホワイトホット#2

(協力/ GolfWRX, PGATOUR.com)

情報提供:PGA TOUR

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