松山英樹&久常涼の日本勢タッグは見られる? 「プレジデンツカップ」注目ポイント
米国選抜と世界選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」は9月24日から27日まで、イリノイ州メダイナCCのコースNo.3で開催される。
両チームの主将であるブラント・スネデカー(米国選抜)とジェフ・オギルビー(世界選抜)がキャプテン推薦枠の選手を発表し、その中には議論を呼びそうなサプライズ選出も含まれていた。それぞれが率いる各チーム12人のメンバーについて、注目ポイントを紹介する。
プロ転向2カ月のルーキー選出は早すぎる?
米国選抜の最大の驚きは、21歳ルーキーのジャクソン・コイヴンが選出されたことだ。6月のメジャー「全米オープン」後にプロ転向してから、わずか2カ月しか経っていない。これまで、米国選抜はポイントランク上位勢やベテランといった、実績のある選手を中心にメンバーを構成する方針を貫いてきた。
しかし、プロ転向3戦目の7月「3Mオープン」で早々に優勝したコイヴンは、他の代替候補(ライアン・ジェラルド、J.J.スポーンら)に匹敵する実力を備えている。また、この選出は将来の米国選抜のためにもなる。若い選手がプレジデンツカップを経験することは、今後の2年間、米国選抜がアウェーで「ライダーカップ」や「プレジデンツカップ」に臨む際に必ず生きてくるだろう。
ベゾイデンハウトの選出は正解か?
世界選抜のメンバーにもサプライズはあった。クリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)の選出だ。ベゾイデンハウトは今季ポイントランク97位と低迷しており、選抜のポイントランキングでもトップ12に遠い18位につけていた。
それでも、オギルビー主将はベゾイデンハウトの今大会での実績を頼りにしている。ベゾイデンハウトは過去2回の出場で、3勝1敗1分の成績を残している。シカゴというアウェーに乗り込む世界選抜にとって、経験豊富な選手の選出は理にかなっているといえる。
トム・キムとキム・シウーは再びペアを組むべきか?
トム・キムとキム・シウーの韓国コンビは、過去2大会で好相性を見せ、ペア成績は2勝1敗と世界選抜の主軸を担っている。しかし、2人は今年もペアを組むべきなのか?
強力なプレーヤーが組むか、分かれるかは、団体戦でしばしば問われる疑問だ。世界選抜は過去にスーパースター同士を組ませる戦略を取ったことがあり、アダム・スコット(オーストラリア)と松山英樹のコンビがそうだった。しかし、その戦績は2勝4敗1分に留まっている。
10連勝中の米国選抜を相手に、世界選抜は特定の1マッチを取るための強力ペアを作るべきなのか。もしくは、可能な限り多くのポイントを獲得するべく、戦力を分散させるべきなのか。
久常涼は松山英樹の力を引き出せるか?
松山英樹はこれまで「プレジデンツカップ」に6度出場し、一度も日本人のチームメートを持ったことがない。しかし、今年は状況が変わる。久常涼がオギルビーの主将推薦枠に入ったからだ。この2人がペアを組んで一緒にプレーするのを期待するのは、単純化し過ぎた考え方だろうか?
世界選抜は、しばしば同国の選手同士をペアリングしてきた。通常、各セッションに少なくとも1組の韓国人ペアが起用され、最近ではオーストラリア人やカナダ人だけで構成されたペアも数多く起用されている。
ついに日本人ペアが実現するのか? これまで世界選抜の主力選手となってきた松山は、シングルスでは好成績(通算3勝1敗2分)を残している一方、フォアボールとフォアサムの合計成績は6勝12敗3分となっている。彼が勝ち越しているのは、パン・チェンツェン(台湾)かベ・サンムン(韓国)とペアを組んだときのみである。
どのように松山の能力を解放させるかは頻繁に議論されるトピックとなってきたが、これは世界選抜がこれまで一度も試したことのない切り札である。したがって、オギルビーがその効果を見極めるため、どこかの時点で久常と松山をペアにするのは理にかなっているといえるだろう。
(協力/PGATOUR.com)