2027年のシグニチャーイベント出場権を逃すリスクがある5選手
前週「ヴィダンタワールドメキシコオープン」で、アンドリュー・ノバクが得たのは個人戦初優勝という称号だけではない。2028年までのシード権に加え、年間ポイントランキングトップ60入りを果たしたことで、来季序盤の「AT&Tペブルビーチプロアマ」、「ジェネシス招待」の出場権も得た。
フェデックスカップ・フォール(秋季シリーズ)は残り3試合。来季シード権を懸けたトップ100の争いはもちろん、ランク51位から60位までに与えられる2つのシグニチャーイベント(昇格大会)の出場権争いも見どころだ。今回は、ボーダー上の注目5選手を紹介する。
ジャクソン・コイヴン
ポイントランキング: 69位
ジャクソン・コイヴンは6月のプロ転向後、他選手に約半年間の出遅れがありながら、ボーダーライン上につけている。現順位ならフィールドが80人で構成される「AT&Tペブルビーチプロアマ」に入れる可能性はあるが、確実ではない。プロ転向後は3試合目の「3Mオープン」で初優勝のほか、9試合中8試合で予選通過と安定感が高い。
シェーン・ローリー
ポイントランキング: 74位
今秋、シェーン・ローリー(アイルランド)は欧州ツアーを中心に出場し、9月「アイルランドオープン」で優勝、直近3試合もトップ25入りと好調なプレーを続ける。世界ランキングは50位以内に復帰し、来季のメジャー出場資格の維持に必要な基準も満たした。一方、PGAツアーに出ていないため順位は下がり、シグニチャーイベント2試合の出場権確保には厳しい状況にある。
ニック・テイラー
ポイントランキング: 73位
ニック・テイラー(カナダ)は2023年から3季連続で優勝し、シグニチャーイベントの常連だった。この秋は出場3試合すべてで予選を通過したが、最高位は10月「ベイカレント C レクサス」の41位にとどまる。対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」では世界選抜の堅実な戦力でもあった。メキシコ大会で今季初優勝を狙う。
ジェイソン・デイ
ポイントランキング: 100位
この秋、ジェイソン・デイ(オーストラリア)の健康状態について明らかな情報はかなり限定的だ。世界選抜を率いたジェフ・オギルビー(同)は、「健康であればデイを選んでいた」と話していた。デイは8月のレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」で身体の状態がひどく、整える時間が必要と語って以降プレーしていない。秋季シリーズ開始時の82位から100位圏外に落ちる瀬戸際にある。シード陥落となれば、来季は公傷制度によるシード権延長の適用を受けてスタートし、復帰後に好成績を収める必要がある。
キーガン・ブラッドリー
ポイントランキング: 89位
キーガン・ブラッドリーは2024年のシグニチャーイベント制導入以来、全大会に出場してきたが、不測の結果がない限り来季にその記録は途切れる。近年は復調していたが、主将として臨んだ昨年の欧米対抗戦「ライダーカップ」の敗戦が尾を引き、今季序盤のプレーにまで影響が及んでしまった。上位60位圏内から大きく外れ、今秋の出場は41位だったベイカレント―のみ。40歳はふたたび浮上できるのかの転機にある。
(協力/PGATOUR.com)