石川遼、満を持して“好き”な東海岸へ
~プロのこだわり5箇条~ <第19回> トム・ワトソン
<1>競うこと
前提として競争することが大好きです。常に競争心をもって、準備に取り組み、試合に臨みます。競争できなくなったら試合には出ません。その時が引退するときなのでしょう。
<2>人との出会い
ゴルフに関わっている人々との出会いをとても楽しみ、そして大切にしています。幸運にも、知識や教養があり、とても素晴らしい人々と出会うことができているのはゴルフのお陰だと思っています。常に、マナーや礼儀を正しくし、尊敬の念をもって人に接するようにしています。ゴルファーにとって大切なことだと思います。
<3>プレーヤーを知る
歴代の偉大なプレーヤーを知ることで自分を成長させることができます。アラン・ロバートソン、トム・モリス、ボビー・ジョーンズ、ウォルター・ヘーゲン、バイロン・ネルソン、サム・スニード、ベン・ホーガン、ジャック・ニクラス、アーノルド・パーマー。最近の選手では、タイガー・ウッズ、フィル・ミケルソン、ロリー・マキロイ。彼らのことを読んだり、聞いたりすることがすきだし、自分もその一部だと思えることが誇りです。
<4>歴史を知る
ゴルフ場の歴史を知ることが好きです。世界中には多くの素晴らしいコースがあります。特にメジャー開催コースの歴史や携わった人々、ストーリーを知ることで、プレーをすることが更に素晴らしいことに思えるのです。
<5>ショットの精度
競い合うことができるためにはショットの精度を上げることが必要です。ハイレベルな素晴らしいショットを打たない限り、トーナメントで戦うことはできません。プロとして精度をあげるために必要なことは何でもします。正直言って、多くの場合が納得できるショットではありませんが、時々、思い通りの素晴らしいショットが打てるときもあります。その時の満足度は言葉にすることができないほどですし、とても幸せな瞬間です。