終盤に崩れながらも首位をキープした岩井明愛

◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 3日目（19日）◇マスターズGC（兵庫）◇6506yd（パー72）◇雨（観衆2637人）

岩井明愛とイ・ミニョン（韓国）が通算13アンダーの首位で並んで最終日を迎える。

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首位タイから出た岩井は後半16番から連続でスコアを落とすなど終盤に失速したが、1イーグル4バーディ、2ボギー1ダブルボギー「70」で回りその座をキープ。今季4勝目に王手をかけた。イは5位からボギーなしの4バーディ「68」で首位をとらえ、2022年「北海道meijiカップ」以来の通算7勝目に向けて好位置で最終日に入る。

岩井はイーグル、ダブルボギー、ボギー、バーディと続いた上がり4ホールを「大変でしたね」と苦笑いで振り返った。15番（パー5）は残り225ydを5Wで1.5mに2オンさせるスーパーショットのイーグル。16番は1Wを左の池に打ち込み、グリーン回りでも赤杭内につかまって、5オン1パットのダブルボギー。最終18番は2mのチャンスを「絶対に入れる」と念じて決めた。

それでも「今日はいいところも悪いところも全部を含めて楽しかった」と前向きで、最終日に向けて「とにかく1打1打に集中していきたいです」と話した。

通算11アンダー3位に小林夢果と桑木志帆。通算10アンダー5位に米ツアーを主戦場とする畑岡奈紗が続いた。7バーディ、2ボギー「67」で回って20位から浮上し、今季国内初戦で優勝争いに絡む位置で残り一日を迎える。同順位に野澤真央、木戸愛、年間ポイントレース2位で2週連続優勝がかかる山下美夢有が並んだ。

岩井と同じく首位から出た小祝さくらと宮田成華は、ともに「74」で通算9アンダー9位に後退した。

＜上位成績＞
1T／－13／イ・ミニョン、岩井明愛
3T／－11／小林夢果、桑木志帆
5T／－10／野澤真央、畑岡奈紗、木戸愛、山下美夢有
9T／－9／佐久間朱莉、小祝さくら、宮田成華