西村優菜が“起死回生”の米ツアー初Vに歓喜の涙「やっと勝てた。苦しかった」 大会記録タイで5打差圧勝
◇米国女子◇ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G 最終日(27日)◇ピナクルCC (アーカンソー州)◇6438yd(パー71)
西村優菜が涙の米ツアー初優勝を飾った。予選ラウンド2日間とも米ツアー自己ベスト「63」をマークし、この日も1イーグル5バーディ、2ボギーの「66」でプレー。通算21アンダーで初日から首位を守る完全優勝を遂げ、歓喜の涙を流した。「やっと勝てたなという感じ。この2年間苦しかった」とホールアウト後のインタビューで涙ながらに答えた。
前半で2バーディ、2ボギーと停滞するも、後半11番(パー3)でガードバンカーからチップインバーディを奪取。3Wで2オンに成功した14番(パー5)でイーグルを決めてこぶしを握り、15番(パー3)も獲って後続を突き放した。トータル192ストローク(21アンダー)は、2018年大会を制した畑岡奈紗の大会レコードに並んだ。
昨季はポイントランキング115位に沈み、2022年以来の最終予選会をボーダーライン上でクリアして今季の限定的な出場資格をつかんだ。4年目のシーズンも苦戦が続き、トップ10入りは古江彩佳と組んだダブルス戦「ダウ選手権」(5位)のみでランク103位。10月からのアジアシリーズ4試合の出場は厳しく、ランク80位までの来季の最上位資格確保へ暗雲がたれ込める状況で、まさに起死回生の初タイトルとなった。
本大会では宮里藍(2012年)、畑岡(18年&21年)に続く日本人のチャンピオン誕生。西村はルーキーだった23年にも最終日最終組をプレーして3位に入っており、米ツアー定着の道筋をつけたコースで、再び活路を開いた。
31位から10番スタートの岩井明愛が後半5連続バーディを含むハーフ「30」と猛チャージをかけ、一時は西村をとらえてシャネッティ・ワナセン(タイ)とともに16アンダー2位。山下美夢有が優勝、吉田優利が2位に入った5週前「CPKC女子オープン」に続く日本勢ワンツーフィニッシュとなった。
今季2勝の山下は初日81位と出遅れながら、2日目から「63」「66」を並べて14アンダー7位。今季ツアー単独最多となる11試合目のトップ10入りを果たした。
8アンダー34位で終えた西郷真央は3番パー3(159yd/7番アイアン)で米ツアー初のホールインワンを決めた。
<日本勢の成績>
優勝/-21/西村優菜
2T/-16/岩井明愛
7T/-14/山下美夢有
14T/-12/吉田優利
25T/-10/原英莉花
31T/-9/畑岡奈紗
34T/-8/西郷真央、岩井千怜、笹生優花
45T/-7/竹田麗央
67/-3/渋野日向子